【中止】高分子材料劣化の機構解析と対策技術、および環境問題~海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックなどの環境問題との関係性~

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 高分子・樹脂材料   分析・環境化学   汚染物質排出抑制技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

●本講演では、高分子の多彩な劣化メカニズムならびにその解析手法について事例を交えながら要領よく解説。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤と光安定剤の種類、特徴、作用についても解説します。 ●近年大きな問題となっている海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックなどの環境問題に高分子の劣化がどのように関係しているかもお話します。

セミナー講師

 国立大学法人群馬大学大学院 理工学府 特任教授    黒田 真一 氏

■ご略歴<学歴>東京工業大学工学部卒(1982.3)東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得満期退学(1988.3)工学博士(東京大学、1988.11)<職歴・研究歴>昭和63年4月 群馬大学助手(工学部附属応用複合材研究施設)平成14年4月 群馬大学助教授(工学部)平成19年4月 群馬大学大学院准教授(工学研究科)平成20年3月 群馬大学大学院教授(工学研究科)平成20年10月 クレスール株式会社取締役(兼務)平成24年4月 群馬大学理工学研究院教授平成25年4月 群馬大学大学院理工学府教授平成26年3月 株式会社シルクウェーブ産業技術顧問(兼務)令和 5年 4月 群馬大学大学院理工学府特任教授現在に至る■ご専門および得意な分野・ご研究高分子化学、プラズマ化学、表面化学■本テーマ関連学協会でのご活動・マテリアルライフ学会 会長(2015年~)・ 高分子学会 グリーンケミストリー研究会 運営委員(2010年~)・ ISO/TC61/ WG4 国内委員(2018年~)、SC6 国内代表委員(2015年~)、SC14/WG4 国内委員(2019年~)・ 繊維学会堅ろう度標準化研究委員会 委員(2022年10月~)

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  高分子材料は、自然環境に曝されているうちに物理的・化学的作用を受け、徐々に本来の特性を失い実用に耐えなくなる。これは、高分子材料の特性が発現するもととなる分子の化学構造と集合状態が変化するためである。このような高分子の劣化を防止し、安定性・耐久性を向上させるために多くの努力が払われている。しかし、この努力が効率的に結実するためには、劣化メカニズムの基本を理解し、また劣化挙動を正しく解析することが重要である。  本講演では、高分子の多彩な劣化メカニズムならびにその解析手法について事例を交えながら要領よく解説する。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤と光安定剤の種類、特徴、作用についても解説する。さらに、近年大きな問題となっている海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックなどの環境問題に高分子の劣化がどのように関係しているかを概説する。

受講対象・レベル

プラスチック成形加工業者、プラスチック利用製品メーカー、プラスチック利用製品ユーザーを主な対象とする。

必要な予備知識

初歩的な物理化学、有機化学、自分が扱う材料の物性に関する基本事項を修得していることが望ましい。

習得できる知識

・高分子の劣化メカニズムの基本を理解する。・多彩な劣化解析手法の概要を習得する。

セミナープログラム

1.はじめに  1.1 劣化とは?  1.2 劣化の要因と発現挙動2.高分子の熱・熱酸化劣化機構  2.1 ポリオレフィンの劣化過程  2.2 高分子の自動酸化  2.3 芳香族高分子の劣化過程3.高分子の光劣化機構  3.1 光化学の基礎  3.2 光劣化の素過程  3.3 光劣化の支配因子4.高分子劣化挙動の解析  4.1 促進劣化試験  4.2 分子量変化(SECによる解析)  4.3 化学構造変化-1(IR分光測定による解析)  4.4 化学構造変化-2(ケイ光、リン光測定による解析)  4.5 モデル化合物を用いた解析  4.6 高次構造変化(顕微鏡観察、X線回折、熱測定、動的粘弾性測定による解析)  4.7 力学物性変化(引張試験、曲げ試験、衝撃試験)  4.8 化学構造変化-高次構造変化-物性変化の相関  4.9 寿命予測5.高分子の安定化対策  5.1 酸化防止剤  5.2 紫外線吸収材(UVA)  5.3 ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)  5.4 安定剤の相乗効果  5.5 高次構造制御による安定化6.高分子の環境問題  6.1 マイクロプラスチック  6.2 海洋プラスチックごみ

■講演中のキーワード劣化機構、劣化挙動、劣化試験、劣化評価、寿命予測、安定化対策