導電性炭素材料の特徴と技術・市場トレンド〜導電性カーボンブラック・カーボンナノチューブ・グラフェン〜

様々な導電性炭素材料の基礎から,特徴を最大限に引き出すための応用までを学ぶ!
様々な素材を目的とする用途に応じて使いこなすことが,特徴あるノウハウや製品を生み出すポイントです
導電性炭素材料に関する技術的内容を,わかりやすく詳細に解説!

セミナー趣旨

導電性炭素材料とは,樹脂や塗料など絶縁性の材料に導電性を付与する素材です。
導電性炭素材料には,古くから使われる導電性カーボンブラックから,
近年注目されている最先端のカーボンナノチューブやグラフェンなど,様々な素材が存在します。
これらの素材を目的とする用途に応じて使いこなすことが,特徴あるノウハウや製品を生み出すポイントとなります。
本講では,まず,導電性炭素材料の種類や特徴といった基礎を学びます。
さらに,これらの素材の特徴を最大限引き出すための高導電化技術や,最適分散手法などの応用について学習します。
導電性炭素材料に関する技術的内容を分かりやすく,かつ詳細に解説します。

習得できる知識

各種導電性炭素材料の特徴と種類,メリット・デメリット
導電性炭素複合材料の高導電化・高分散化技術
昨今の技術・市場トレンド

セミナープログラム

緒言  情報交流(人脈力)の重要性
第1部 導電性炭素材料入門
1.各種導電性炭素材料の種類,製法,構造
<種類>
  • 導電性炭素材料とは?
  • 導電性カーボンブラック
  • グラファイト
  • 炭素繊維
  • カーボンナノチューブ
  • VGCF(気相成長法炭素繊維)
  • グラフェン
<製法>
  • 導電性カーボンブラック:オイルファーネス法,アセチレンガス分解法
  • カーボンナノチューブ:気相成長法,カーボンアーク法
  • グラフェン:ハマーズ法,黒鉛剥離法
<構造>
  • 導電性カーボンブラック:グラフェン,一次粒子,アグリゲート,アグロメレート,表面官能基,結晶性,DBP吸収量,凝集体径
  • カーボンナノチューブ:単層・多層ナノチューブ
  • グラフェン:単層・多層グラフェン,酸化グラフェン
  • 各種導電性炭素材料の構造
  • 導電性フィラーの位置づけ(導電性マップ)
2.ターゲット市場とその成長性
  • 樹脂複合材市場,パワーソース分野用途例・自動車用バッテリー分野
  • リチウムイオン電池・燃料電池・キャパシタ

第2部 導電性炭素材料の性能を最大限引き出すために
3.高導電化技術
  • 導電性測定方法
  • 分散状態(凝集塊量)と導電性
  • 樹脂の影響(単一樹脂系,二成分樹脂系)
  • 充填材の影響
  • 成形条件の影響
  • 導電性精密コントロール技術(高抵抗値安定化技術)
  • 高導電化技術
  • 帯電圧半減期低減技術
4.導電性炭素材料の高性能化(炭素材料改質技術)
  • 表面官能基付与・結晶性の増大
◎ 質疑応答

セミナー講師

前野 聖二 氏
機能性カーボンフィラー研究会 副会長
技術士(化学部門)
略歴
成蹊大学大学院 工学研究科 工業化学専攻 博士前期課程修了
1998年 ライオン株式会社 化学品研究所 樹脂/導電材チームリーダー
2000年 ケッチェン・ブラック・インターナショナル株式会社へ出向。研究開発部長 兼 管理部長
2010年 ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社へ出向。経営管理部長、業務管理部長
2018年 同社 研究開発本部 副主席研究員 技術コーディネーター(カーボン担当)
ライオン株式会社入社以来現在まで一貫して、カーボン系新素材開発、導電性樹脂複合材料の研究開発や製造技術開発に従事。
2009年 機能性カーボンフィラー研究会 副会長を兼務
各種カーボンフィラーメーカーやユーザーへの有用情報提供や情報交流促進活動を推進。

専門
ナノ素材および複合材料分野
フィラー/樹脂複合化分野
二次電池、キャパシタ、燃料電池用導電材料分野
導電性カーボンブラックの研究
導電性フィラーの研究

その他 所属・役職
炭素材料学会
電気化学会
日本化学会
日本技術士会

講師より
一貫して導電性炭素材料やそれらの塗料・樹脂複合材料の技術開発に従事。
導電性カーボンブラック製造メーカーに勤務した経験もあります。 
ナノカーボンをはじめとする炭素材料全般の知識と人脈があり,
具体的な課題・展望についての紹介が可能です。

セミナー受講料

25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

25,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【千代田区】新技術開発センター

【地下鉄】半蔵門駅・麹町駅

主催者

キーワード

炭素系素材   電子デバイス・部品   複合材料・界面技術

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炭素系素材   電子デバイス・部品   複合材料・界面技術

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