フィルム製造の技術、プロセスの全体像の把握
~フィルムの製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、裁断の全体プロセス~
■フィルムメーカー、ユーザー、材料メーカー■
製造装置、プロセスに携わる方々に一気通貫でやさしく解説!
高機能フィルム製造に関わるの全体プロセスとその技術を
実際の製造で発生する様々な欠陥や問題と、その対策に役立つような事例も
日時
【ライブ配信】 2024年10月23日(水) 10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年11月8日(金) まで受付(視聴期間:11/8~11/21)
受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
セミナー趣旨
なくてはならない材料となっている。
中でも、通信・エネルギーの分野では、高耐久・高強度などの性能を満たした、
高機能フィルムの市場が拡大している。一般に、高機能フィルムの製造は、
フィルム成形~塗布~乾燥、場合によってはラミネートの工程が含まれるが、
どれも重要かつ高度な製造技術が構築されている。
これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、
他の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術である。
本セミナーでは、高機能フィルム製造に関わる、「製膜、成膜、塗布乾燥、貼り合わせ、断裁」の
全体プロセスこれらの技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、
様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介したい。
受講対象・レベル
・フィルム製造技術を担当してから、1~3年目くらいの技術者、研究者
・フィルム製造や加工に関心のある方、学びたい方
習得できる知識
・フィルム製造に関する全般知識、技術概要の把握
・フィルム成形/塗布乾燥/ラミネートなどの工程技術に関する基礎/実践知識
・実際の現場におけるトラブルとその対策例の理解
セミナープログラム
1.高機能(機能性)フィルム
1-1 高機能フィルムとは
1-2 高機能フィルムの構成
1-3 高機能フィルムの製造
1-4 樹脂/フィルムの種類
2.フィルム製膜・延伸技術
2-1 製膜方法
(溶融製膜と溶液製膜)
2-2 PETフィルムの特徴
(PETの種類、延伸の分類、延伸による特性変化など)
2-3 PETフィルムの製法
(製造全体フロー、重合~ペレット化、押出、製膜、延伸)
2-4 PETフィルム製造におけるトラブルと対策
2-5 TACフィルムの特徴
(基本特性)
2-6 TACフィルムの製法
(製造全体フロー、溶解、押出、製膜、ドラム式、バンド式)
2-7 TACフィルム製造におけるトラブルと対策
2-8 フィルム成形技術まとめ
3.塗布技術
3-1 塗布の基礎
(塗布技術のポイント、方式の分類、塗布設備の構成、方式の選択)
3-2 ロール塗布技術
(リバースロール、グラビア、キス、マイクログラビア、ワイヤバーほか)
3-3 ロール塗布での欠陥と対策例
(リビング、ムラ、斑目、スジ、ハジキなど)
3-4 ダイ塗布技術
(ダイヘッドの構造、ダイ設定~塗布開始の手順例など)
3-5 ダイ塗布技術課題
(ビード安定化、コーティングウインドウ、高速化における課題など)
3-6 塗布技術まとめ
4.乾燥技術
4-1 乾燥工程の基礎
(乾燥の分類、基本原理、乾燥曲線など)
4-2 乾燥での欠陥と対策
(ピンホール、皮張り、乾燥ムラ、風ムラなど)
4-3 特許にみる、風ムラ対策
4-4 乾燥技術まとめ
5. ドライラミネート技術
5-1 ラミネートとは
(特徴、構成例など)
5-2 ドライラミにおけるトラブル対策
(シワ、カールなど)
5-3 ドライラミに関する特許例
6.フィルムのハンドリング・裁断技術
6-1 ハンドリングのポイント
(シワ・伸び・傷等の防止など)
6-2 裁断方法の種類
6-3 裁断における課題・トラブル
7.補足1…多層化/パターン化など
7-1 多層フィルム製膜技術
7-2 多層コーティング技術
7-3 表面パターニング技術
7-4 間欠塗布技術
7-5 気相成膜技術
8.補足2…濡れ性の基礎
8-1 表面張力と接触角
8-2 界面活性剤の働き
8-3 表面処理方法例など
質疑応答
セミナー講師
※元富士フイルム(株)
略歴
2018年半ばまで、富士フイルム株式会社に所属し、フィルム製造を中心とした生産技術開発に関わり、
生産性向上、品質安定化、コストダウンなどに従事。
在籍中に、米国ミネソタ州立大学にて塗布流動の研究、海外メーカでの製造立ち上げ、
新規製造技術の開発、九州大学など多数の大学との共同研究、
写真/印刷・電子/光学・医療等の分野における新商品開発などを経験。
同社を早期退職後、技術アドバイザーや技術顧問として、
これまで10社以上にて製造技術の支援を行ない、現在に至る。
セミナー受講料
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受講、配布資料などについて
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配布資料
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