ユーグレナ古今東西 ~研究の歴史から、バイオ燃料に関する最新研究まで~

47,300 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 生物・細胞技術   食品技術一般   地球温暖化対策技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

世界、日本におけるユーグレナ研究の歴史を概説するとともに、この生物の特徴や、近年の研究開発についてお話しさせていただきます。 

セミナー講師

 大阪公立大学 農学研究科 講師   中澤 昌美 氏

■ご略歴2000年3月 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科博士前期課程 修了2001年10月 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科 助手2019年4月 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 講師大学統合を経て、現在大阪公立大学大学院農学研究科 講師■ご専門および得意な分野・ご研究生化学、細胞生物学、分子生物学。微細藻類ユーグレナによる油脂生産に関する基礎研究と、遺伝子改変系の開発を専門とする。■本テーマ関連学協会でのご活動日本生物工学会(評議員)、日本農芸化学会、ユーグレナ研究会、日本生化学会、日本ビタミン学会に所属

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  現代においては、すべての側面においてCO2排出を低減した「低炭素社会」の構築が求められています。石油化学をベースにした物質生産から、生物を用いた物質生産である「バイオリファイナリー」への転換は、ひとつの戦略として注目されています。本講演では、光合成を利用した物質生産宿主としての可能性を持つ、ユーグレナという生物に焦点を当ててお話しします。この生物は、高いCO2濃度(~45%)でも光合成により生育し、さらに非常にユニークな仕組みで油の一種ワックスエステルを合成します。本講演では、世界、日本におけるユーグレナ研究の歴史を概説するとともに、この生物の特徴や、近年の研究開発について詳しくお話しします。

受講対象・レベル

本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

必要な予備知識

この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない。

セミナープログラム

1. 世界におけるユーグレナ研究の歴史 1) レーウェンフック顕微鏡とユーグレナ 2) ユーグレナを用いた生化学的研究のはじまり 3) 光合成研究とユーグレナ 4) 進化研究とユーグレナ2. 日本におけるユーグレナ研究の歴史 1) 大阪府立大学(大阪公立大学)とユーグレナ 2) ユーグレナの特異な代謝3. ユーグレナの「栄養学」(食飼料としての観点から) 1) 組成 2) タンパク質 3) 脂質 4) ビタミン 5) 貯蔵多糖パラミロン 6) 疾患モデルマウスを用いた実験例4. ユーグレナによるバイオ燃料生産について 1) バイオマス資源のエネルギーへの利用 2) 油糧植物と微細藻類の油脂生産量比較 3) 高濃度CO2耐性について 4) 嫌気下でのワックスエステル生産について 5) RNAiおよびゲノム編集によるワックスエステル生産の解析と改変 6) 細胞からの油脂抽出について5. まとめと質疑応答

■講演中のキーワードユーグレナ、バイオリファイナリー、ワックスエステル、嫌気代謝、代謝改変、ゲノム編集