永久磁石同期モータ駆動システムにおけるインバータの過変調領域の利用

51,700 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:00 
主催者 株式会社トリケップス
キーワード 制御・システム   電子デバイス・部品
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

セミナー講師

松本 純(まつもとあつし) 氏中部大学 工学部 電気電子システム工学科 准教授(博士(工学))<略歴、等>  2011年3月 中部大学大学院 工学研究科 博士前期課程 電気電子工学専攻修了 2014年3月 名古屋大学大学院 工学研究科 博士課程後期課程 電子情報システム専攻修了(博士(工学)) 2014年4月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 助手 2015年10月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 助教 2019年4月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 講師 2024年4月 中部大学 工学部 電気電子システム工学科 准教授  現在に至る。 主として、永久磁石同期モータの制御に関する研究に従事。平成29年電気学会電気学術振興賞(論文賞)を受賞。

セミナー受講料

お1人様受講の場合 51,700円[税込]/1名1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)

受講について

  • 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
  • インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
  • 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

セミナー趣旨

永久磁石同期モータは家電分野から自動車分野に至る様々な分野で用いられており、小形で高出力なシステムの構築に寄与しています。ただし、永久磁石同期モータはバッテリーや商用電源に直接接続しても回転しないことから、インバータを介して駆動する必要があります。特に、バッテリーで駆動するシステムの場合、限りある電圧を最大限利用して電流ひいてはトルクを制御しなければ、駆動可能領域が縮小し、所望のシステム性能が達成できないといった自体に陥るため、制御系設計も非常に重要な役割を担います。本セミナーでは、永久磁石同期モータのベクトル制御系に対し、制御系の変更のみでさらなる高出力駆動を実現するためのインバータの過変調領域の利用方法について説明します。パワーエレクトロニクスやモータ制御システムの知見を踏まえ、なぜこの制御法が用いられるのか、なぜこの計算となるのか、といった業務上の疑問を解決していきます。 

セミナープログラム

 1 電圧利用率の改善  1.1 インバータで出力可能な電圧ベクトル  1.2 第3次高調波重畳方式、二相変調方式、中間電圧1/2加算方式  1.3 電圧指令値に対するリミット処理、アンチワインドアップ制御  2 過変調駆動と1パルス駆動  2.1 インバータの過変調領域利用の利点と欠点  2.2 過変調駆動・1パルス駆動のための電圧指令値修正法 3 含有する高調波成分とそのフィルタ処理  3.1 過変調駆動利用時の注意点  3.2 含有する高調波成分  3.3 特定次数の高調波を除去するデジタルフィルタの設計 4 フィードバック型弱め磁束(FW)制御  4.1 フィードバック型弱め磁束制御の考え方  4.2 フィードバック型弱め磁束制御の構成とプログラム例