抗バイオフィルムの材料開発と試験の実施手順、評価

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:40 
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 抗菌・抗ウイルス技術   生物・細胞技術
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★ ISO 4768:2023について,試験方法の詳細・留意点を解説! ★ バイオフィルム形成阻害物質の実用化 ★ バイオフィルムの発生防止・形成防止・除去技術

セミナー講師

【第1部】 麻布大学 生命・環境科学部 教授 古畑 勝則 氏 【第2部】 一般財団法人日本食品分析センター 彩都研究所 微生物研究課 課長 太田 知克 氏 【第3部】 就実大学 薬学部 准教授 山田 陽一  氏 【第4部】 (株)同仁化学研究所 試薬開発本部開発部 部長 中久保 政一  氏

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

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セミナープログラム

【10:30~12:30】 【第1部】 バイオフィルムの形成メカニズム、バイオフィルム対策技術

【講座主旨】バイオフィルムはあらゆる分野で発生するため、その対策に苦慮されていることと思います。各現場で対応するには、その相手となるバイオフィルムのことを十分に理解した上で可能な対策を取ることが得策です。本講演は、バイオフィルムの基礎を十分に理解していただくために企画されました。是非、この講座で知識を増やし、バイオフィルム対策を実行していただければ幸いです。

【講座内容】1.バイオフィルムとは何か2.バイオフィルムの主役と、その特性3.バイオフィルムの発生事例 3-1 住環境 3-2 医療器材 3-3 環境衛生4.バイオフィルムを調べる 4-1 バイオフィルムの観察 4-2 菌種の同定 4-3 分離菌種の特性5.バイオフィルムの構造と形成過程 5-1 走査電子顕微鏡所見 5-2 バイオフィルムの模式図 5-3 バイオフィルムの形成過程・形成機構 5-4 クオラムセンシング6.バイオフィルムを退治する 6-1 バイオフィルムの発生防止ポイント 6-2 バイオフィルムの形成防止技術 6-3 バイオフィルムの除去技術

【質疑応答】

【13:00~14:10】   【第2部】 硬質表面上における各種材料の抗バイオフィルム試験の実施手順と評価

【講座主旨】バイオフィルムとは微生物が固体表面で増殖し,細胞外重合物質(EPS)を産生することで形成される生物膜で,水まわりで発生する"ぬめり"の原因となっています。 本講演では硬質表面上におけるバイオフィルムの抑制を目的とした加工製品の評価方法であるISO 4768:2023について,試験方法の詳細・留意点をご説明するとともに,抗菌製品技術協議会(SIAA)による認証制度についてご紹介いたします。

【講演内容】1.バイオフィルムについて

2.抗バイオフィルム評価試験方法(ISO 4768) 1) 試験法の流れ 2) 試験実施上の留意点

3.抗菌製品技術協議会(SIAA)における認証基準 1) SIAAの活動 2) SIAAマークについて 3) 抗バイオフィルム加工製品の性能基準

【質疑応答】

【14:25~15:25】   【第3部】 バイオフィルム形成阻害を利用した微生物対策 【講座主旨】細菌は物質表面への定着や自身の保護のために粘性の高い構造体であるバイオフィルムを形成する。このバイオフィルム形成を抑制することは、感染症の予防や工業設備の劣化を防ぐ上で有効とされている。講演では、講師らが見出したバイオフィルム形成阻害物質と、産学連携を通じて取り組んできた実用化の事例を紹介する。また、この技術を応用することで、将来的にはよりクリーンで安全な生活環境や工場環境、医療環境が実現できると考えている。

【講演内容】1.微生物(細菌)の基礎知識 ①細菌の特徴と性質 ②バイオフィルム2.バイオフィルム形成阻害物質に関する研究 ①アビエチン酸系化合物とは ②アビエチン酸系化合物の抗菌効果 ③アビエチン酸系化合物のバイオフィルム形成阻害効果

3.バイオフィルム形成阻害物質の実用化 ―産学連携による抗菌シートの開発― ①実用化に向けた戦略 ②抗菌シートの原理 ③抗菌シートの効果 ④抗菌シートの活用

4.今後の展望 ―産学連携による知財化・実用化―

【質疑応答】

【15:40~16:40】   【第4部】 マイクロプレートを用いた新たなバイオフィルム評価方法

【講座主旨】バイオフィルムは、微生物とその代謝物である細胞外多糖等から構成される集合体で、あらゆる環境に存在しています。近年、バイオフィルム形成阻害能を有する薬剤や、食品成分の探索が注目を集めており、また、素材に形成されるバイオフィルムの量やバイオフィルム形成阻害能を有する薬剤を評価するニーズも増えています。ただ、既存の方法では、洗浄操作等でバイオフィルムが剥がれて測定値にばらつきが出る、複数のサンプルや条件での多検体測定が出来ない、水に浮くような浮力のある素材での評価が出来ない等の課題がありました。弊社ではそれらの課題を解決した新たなバイオフィルム評価方法を開発しましたので、紹介致します。

【講演内容】1.バイオフィルム測定における課題と注意点2.バイオフィルム形成量・形成阻害測定3.バイオフィルム内微生物の生存率や活性度合測定4.任意の素材におけるバイオフィルム形成量・形成阻害測定【質疑応答】