中東主要国の薬事制度と医薬品市場

規制・制限が多い中東各国へ日本企業が進出するポイントとは? 

セミナー趣旨

  アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エジプト、オマーン、カタール、サウジアラビア、トルコ、バーレーンの8ヶ国はいずれもイスラム教の国。国の面積は日本よりも大きい国から、東京23区程度の小さな国まで様々。人口も1億人を超える国から150万人まで様々。さらに他国からの出稼ぎ労働者が自国民の10倍もいる国もあり、その国情は様々。
  多くは産油国。裕福な国も多いが、貧しい国もある。石油資源の少ない日本にとっては石油の輸入先として、安定した貿易関係を切望している。しかしイスラム教のため宗教・国際環境は複雑で、日本企業は進出に苦慮している。
  なお各国とも自国の製薬業は未発達で、多くの医薬品を欧米等から輸入している。
  日本は、原油の9割以上を中東に依存し、輸入超過となっている国も多い。輸入超過の解消策として、また少子高齢化により医薬品の市場規模の縮小が予想されるため、医薬品の輸出先として、中東への医薬品の輸出の可能性を検討することは必要と考えられる。
  本講座では、今後中東各国へ進出するにあたって知っておきたい薬事規制概要や市場動向等について、最近の動向を織り交ぜて解説します。

セミナープログラム

1.中東主要国の薬事制度と医薬品市場
 1)中東各国の現地事情と医薬品市場
 2)ハラルと外資規制
 3)医療体制と健康保険制度
 4)医薬品の承認のための法制度
 5)医薬品の輸入・製造・流通・販売制度と薬価
 6)湾岸協力理事会(GCC)について
2.アラブ首長国連邦(UAE)の薬事制度と現地事情
 1)アラブ首長国連邦の現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)アラブ首長国連邦のハラルと外資規制
 3)アラブ首長国連邦の医療体制と健康保険制度
 4)アラブ首長国連邦の医薬品市場と薬価
 5)アラブ首長国連邦の医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
3.イラン(イラン・イスラム共和国)の薬事制度と現地事情
 1)イランの現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)イランのハラルと外資規制
 3)イランの医療体制と健康保険制度
 4)イランの医薬品市場
 5)イランの医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
4.エジプト(エジプト・アラブ共和国)の薬事制度と現地事情
 1)エジプトの現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)エジプトのハラルと外資規制
 3)エジプトの医療体制と健康保険制度
 4)エジプトの医薬品市場
 5)エジプトの医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
5.オマーン(オマーン国)の薬事制度と現地事情
 1)イランの現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)オマーンのハラルと外資規制
 3)オマーンの医療体制と健康保険制度
 4)オマーンの医薬品市場
 5)オマーンの医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
6.カタール(カタール国)の薬事制度と現地事情
 1)イランの現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)カタールのハラルと外資規制
 3)カタールの医療体制と健康保険制度
 4)カタールの医薬品市場
 5)カタールの医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
7.サウジアラビア(サウジアラビア王国)の薬事制度と現地事情
 1)サウジアラビアの現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)サウジアラビアのハラルと外資規制
 3)サウジアラビアの医療体制と健康保険制度
 4)サウジアラビアの医薬品市場
 5)サウジアラビアの医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
8.トルコ(トルコ共和国)の薬事制度と現地事情
 1)イランの現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)トルコのハラルと外資規制
 3)トルコの医療体制と健康保険制度
 4)トルコの医薬品市場
 5)トルコの医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
9.バーレーン(バーレーン王国)の薬事制度と現地事情
 1)バーレーンの現地事情(一般事情、政治体制、経済等)
 2)バーレーンのハラルと外資規制
 3)バーレーンの医療体制と健康保険制度
 4)バーレーンの医薬品市場
 5)バーレーンの医薬品の承認制度と輸入・製造・流通・販売制度
10.日本の製薬企業の中東進出のためのストラテジーについて

セミナー講師

 有限会社ヴェト・ケミカル 取締役社長    尾野 啓子 氏

■ご略歴
北里大学卒業の獣医師
医療機関で画像診断、臨床検査業務を3年間経験。
関東医師製薬(メクト㈱)の研究所で非臨床試験(GLP、主に病理)を担当、
その後工場の品質管理部でGMP(バリデーションの導入時)を担当、また中国に点眼薬を輸出する業務にも一部関与。
メクト㈱退職後、6か月間動物病院に勤務。
1995年に有限会社ヴェト・ケミカルを設立し、医薬品の市場調査、出版業務等を行い、現在に至る。
■ご専門および得意な分野・ご研究
GCP、GLP、GMP、医薬品の研究開発のアウトソーシング業務、
アジアの国々の医薬品・医療機器に関連する開発業務、市場調査、出版。
臨床検査(画像診断等)、動物病院の獣医師、GLP(病理学)、GMP、GCPについて、
広く浅い経験を持っており、それが強みと考えています。

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)
    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
    →こちらをご確認ください

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   医薬品・医療機器等規制   海外事業進出

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