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★流動性の良い粒を造るにはどうする? 〜粒子の機能に合わせた,造粒原理の選択〜
★造粒装置内での粒の動きとは? 〜透明モデルを用いた造粒の挙動の可視化〜
★造粒工程特有のトラブル原因と対策,スケールアップ時の装置,操作条件の選定
セミナー趣旨
粉体を取り扱う技術は,新材料創成や,従来材料に新しい機能を付与するために有 効な技術であるが,生産過程/途中において利用されるために,あまり一般の目に触 れることは無い。特に「造粒」は,微粒子固体と,液体,気体の「混相流体」のた め,なかなか数値化できずに,多くの「経験に基づくノウハウ」が存在する。 当 セミナーでは当該技術を俯瞰し,かつ小型透明モデルを動かして粉体挙動を体感し, トラブルの要因やその対策を,単なる知識ではなく,小型モデルで疑似体験をし,よ り印象に残る理解を得られるように工夫してある。筆者の実経験からトラブルの対応 について紹介する。目的に応じて、適切な造粒原理を選ぶ手法についても解説する。
セミナープログラム
1.造粒技術を俯瞰する
1.1 粉体取り扱い技術全体からの位置づけ。
1.2 製品である造粒品の物性から,
「適正な造粒原理」を選ぶ。
1.3 その造粒原理を利用している「造粒装置」とはどれか。
1.4 「混相流体」のとりあつかいで,発生するトラブルは何か。
2.粉体プロセスは,前工程 (混合) ,後工程 (乾燥) 等の多くの行程がある。
2.1 造粒技術とその周辺技術を俯瞰する。
2,1,1、粉砕、分級、粒揃え。
2,1,2、混合、混錬、偏析と分散。
2,1,3、乾燥
2.2 分離現象と混合現象とは。
2.3 混合状態を「固定」するのが造粒操作。
2.4 「成型前顆粒」に求められる物性。
3.造粒中に起きている現象
3.1 偏析現象とは? 分散現象とは? 「混合終点」とは?
3.2 対流混合と剪断混合,その使い分け。
3.3 液架橋現象とは何か,その結合剤の利用方法。
3.4 重力と遠心力の利用により,粒は重質になる。
4.1 目的に応じた造粒装置と分類,その運転パラメーター
4.2 硬い粒が欲しいのか,溶けやすい粒が欲しいのか,
4.造粒品物性とそれを利用した各装置
では,どの原理を使うか。
4.3 インテリジェンス粒子と呼ばれる造粒品。
バインダーの選択。
4.4 「デザインスペース」と呼ばれる造粒操作の自由度とは。
5.造粒操作を含む「粉体プロセス」のトラブル対策
5.1 トラブルの原因を,シンプルな要素に分ける。
5.2 あらゆるトラブルはその要素の複合から発生している,
その実例。
5.3 それぞれの要因への対策と実施例。講師の実体験より。
コストパフォーマンスが高い方法とは?
5.4 人的要素も含んだ業界の動向,VR,AR,PATの使い方。
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※講師オリジナルの粉体挙動確認スケルトン
(透明な粒子挙動の可視化)モデルは,
講演の各要所で動かします(動画を多用します)
セミナー講師
吉原伊知郎技術士事務所所長 吉原 伊知郎 氏
【元】奈良機械製作所 フェロー
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込み)〕
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