FlexibleMOFによるCO2吸着分離プロセス開発 ~現状・課題・今後の展望~

33,000 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 15:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 化学反応・プロセス   ナノ構造化学   地球温暖化対策技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

本分野の第一人者である平出翔太郎氏が、 新規吸着剤「Flexible MOF」を用いたCO2吸着分離プロセスの最新研究事例を解説! 

セミナー講師

 京都大学大学院工学研究科 化学工学専攻 助教 博士(工学)  平出 翔太郎 氏

■ご経歴等2015年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)2018年 産業技術総合研究所 産総研特別研究員2019年 京都大学大学院工学研究科 化学工学専攻 助教現在に至る■ご専門および得意な分野・研究・主要著書等・Flexible MOFの合成・解析・計算・分子シミュレーション・吸着分離プロセスの設計【主要著書】「CO2の分離・回収・貯留技術の開発とプロセス設計」、株式会社情報協会(2022/10/31発刊)第3章5節「ゲート型吸着剤を活用したCO2吸着分離プロセスの可能性」を分担執筆【主要論文】“High-throughput gas separation by flexible metal–organic frameworks with fast gating and thermal management capabilities,” Nature Communications 11, 3867 (2020)“Theoretical isotherm equation for adsorption-induced structural transition on flexible metal–organic frameworks,” Proceedings of the National Academy of Sciences 120, e2305573120 (2023)“Generalised analytical method unravels framework-dependent kinetics of adsorption-induced structural transition in flexible metal–organic frameworks,” Nature Communications 14, 6862 (2023)“Thermal management in vacuum pressure swing adsorption processes using phase change materials,” Chemical Engineering Journal 457, 141262 (2023)“Controlling the steepness of gate-opening behavior on elastic layer-structured metal–organic framework-11 via solvent-mediated phase transformation,” Journal of Materials Chemistry A 12, 18193 (2024)■本テーマ関連の専門学協会等での委員会ご活動・化学工学会・吸着学会(2023年 奨励賞受賞)

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名33,000円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき22,000円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名38,500円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき27,500円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  構造柔軟性を持つ金属–有機構造体(Flexible MOF)は、ゲート吸着と呼ばれるステップ状の吸着挙動を示すことで知られている。この特異性から、従来吸着剤を遥かに凌駕する吸着分離性能の実現が期待されており、今、国内外で非常に高い関心を集めている。  本講演では、本分野の第一人者である講演者の最新研究をもとに、Flexible MOFを用いたCO2吸着分離プロセスの現状・課題・今後の展望について解説する。

習得できる知識

・Flexible MOFの概要・ゲート吸着の基礎理論・発現メカニズム・Flexible MOFを用いた吸着分離の利点・欠点・Flexible MOFを用いた吸着分離の最新研究

セミナープログラム

1.Flexible MOFの概要 1.1 金属有機構造体(MOF)の分類 1.2 Flexible MOFとゲート吸着挙動2.ゲート吸着の特徴 2.1 ゲート吸着の熱力学理論 2.2 自己熱補償能3.Flexible MOFを用いたPSAプロセスの試算 3.1 等温過程における吸着性能評価 3.2 断熱過程における吸着性能評価 3.3 Slipping-off問題とその解決策 3.4 PSAプロセスにおける分離性能の試算4.Flexible MOFを用いたPSAプロセスの詳細評価に向けて 4.1 ゲート型吸着等温線の理論式 4.2 ゲート吸着の吸着速度式 4.3 Flexible MOFの賦形と微粉化・緩慢化現象5.まとめ(質疑応答)