水中に存在するPFASの処理技術の現状と最新技術の動向
開催日 | 13:00 ~ 17:00 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化学反応・プロセス 汚染物質排出抑制技術 環境規格 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
PFASの国内規制動向から、活性炭処理を中心としたPFASの分離回収技術・イオン液体を用いる新しい分離技術など最新の研究開発状況について解説します。
セミナー講師
同志社大学 理工学部 教授 松本 道明 氏
■ご経歴1982年 九州大学大学院工学研究科合成化学専攻修士課程修了1982年 九州大学工学部合成化学科 助手1989年 大分大学工学部化学環境工学科 講師1991年 大分大学工学部化学環境工学科 助教授1994年 同志社大学工学部物質化学工学科 助教授2001年 同志社大学工学部物質化学工学科 教授2008年 同志社大学理工学部化学システム創成工学科 教授■ご専門および得意な分野・研究分離工学■本テーマ関連学協会でのご活動大学等環境安全協議会理事(2013-2021)日本海水学会副会長・西日本支部長(2017~2019)化学工学会理事・情報サービスセンター長(2021~2023)私立大学環境保全協議会会長(2021~2023)
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
- 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
優れた撥水性、撥油性をもつ有機フッ素化合物(PFAS)は消火器などをはじめ多くの分野で使用されてきた。その多くが難分解性であることから、環境、特に水環境中へのそれらの蓄積が問題となっている。特に飲用水に含まれるPFASの健康へのリスクが指摘されている。従って水系に希薄に存在するPFASの濃縮・回収操作が求められるようになってきている。そこで本セミナーでは、活性炭処理を中心としたPFASの分離回収技術の現状と筆者らが行っているイオン液体を用いる新しい分離技術など最新の研究開発状況について解説する。
必要な予備知識
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど化審法、水道法
習得できる知識
・PFASの基本的な特徴を理解できる・PFASの国内の規制と環境への影響について理解できる・PFASの現在の処理技術(活性炭処理、イオン交換樹脂、膜分離)について理解できる・PFAS分離のための最新技術について理解できる
セミナープログラム
1.PFASの定義と国内の規制動向 1) PFASの定義 a) OECDによる定義 b) 米国EPAによる定義 2) 国内の規制動向 a) 化審法による規制 b) 水道法および環境基本法に基づく水道の水質基準2.PFASの特性と環境への影響 1) PFASの特性 a) PFASの化学的特徴 b) PFOS及びPFOAの物理化学的性状 2) PFASの環境影響 a) 環境水中のPFAS b) 生物中のPFAS c) PFASの人への影響3.PFASの処理技術の現状 1) 燃焼処理 2) PFAS含有水の処理技術 a) 活性炭処理 b) 陰イオン交換樹脂 c) 高圧膜ろ過 3) PFAS処理技術の課題4.PFASの分離回収技術の最新動向 1) イオン液体を用いた分離濃縮 2) 細菌を利用した分解 3) 植物への取り込みによる浄化技術
■講演中のキーワードPFAS、PFOA、PFOS、活性炭、イオン交換樹脂