SAF(持続可能な航空燃料)の製造技術と木質バイオマス・廃プラスチック利用~現状・課題・今後の展望

33,000 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 15:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 地球温暖化対策技術   化学反応・プロセス   航空・宇宙技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

ゴミを資源に、未来の飛行機は木くず・廃プラスチックで大空へ!未来の航空燃料製造技術を徹底解説。 

セミナー講師

 (株)レボインターナショナル 研究開発本部 炭素源循環創造部 開発課 研究員 博士(地球環境科学)   西田 孝伸 氏

■ご経歴等2008年 秋田県農林水産技術センター総合食品研究所(秋田県総合食品研究所 → 現秋田県総合食品研究センター)に博士研究員として着任。NEDOからの受託事業「一貫製造プロセス」の助成による研究「草本系バイオマスに由来するC5糖キシロースの効率的なエタノール製造方法の確立」に従事2009年 同研究所にてNEDOからの受託事業「セルロース系エタノール革新的生産システム開発事業」の助成を受けた研究(バイオエタノール革新技術研究組合からの再委託)「草本系バイオマスに由来するバイオマス糖化液を原料としたバイオエタノール製造の効率化」に従事。2014年 契約満了により秋田県総合食品研究所を退任後、秋田県立大学にプロジェクト研究員として着任。文部科学省「地域イノベーション戦力支援プログラム」の助成事業「大容量省エネルギー木粉連続微粉砕技術の確立と粉砕微粉末の高度利用技術の開発」において「微粉砕した秋田杉を原料としたバイオエタノール製造技術の研究開発」を担当。2017年 秋田県立大学を契約満了により退任後、タオ・エンジニアリング株式会社に入社。微生物研究所に配属後、「微生物による汚染水からの放射性物質の除去方法の確立」「廃プラスチックからの再生燃料製造システムの構築」に従事。2023年 タオ・エンジニアリングを退社後、株式会社レボインターナショナル入社。炭素源循環創造部開発課に配属後、「REVO方式急速接触熱分解技術の研究開発」を担当。現在に至る。■ご専門および得意な分野・ご研究・主要著書等・木質バイオマスからの酵母によるバイオエタノール製造・微生物による環境浄化(汚染水からの放射性物質の除去)・木質バイオマス・廃プラスチックからの急速接触熱分解技術によるSAF製造

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名33,000円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき22,000円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名38,500円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき27,500円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  地球温暖化が顕在化する中で、国際航空輸送部門において温室効果ガス(GHG)の「グローバル削減目標」が国際民間航空機関(ICAO)で2010年に決議され、カーボンニュートラル実現への取組が進められております。GHG削減の手段の一つとしてジェット燃料と同等の化学組成を持つSAF(持続可能な航空燃料)への移行が進められています。  株式会社レボインターナショナルでは木質バイオマス・廃プラスチックからのSAF製造技術であるREVO方式急速接触熱分解(R-CFP)技術の研究開発を進めております。ベンチスケールでは良好な結果を得ており、現在、商業化へ向けた研究開発を進めております。  本セミナーでは国際航空輸送部門における取組や既存のSAF製造技術の概要を説明した上で、R-CFP技術の現状・課題・今後の展望に関して解説を行います。これらの説明から未来の航空燃料製造に関する理解を深めてもらうことを目的としています。

習得できる知識

・国際航空部門における2050年カーボンニュートラル実現へ向けた取り決め・手法に関して皆様にご理解いただきます。・持続可能な航空燃料(SAF)とはどのようなものか(利用されている原料・品質規格・認証)に関して皆様に   ご理解いただきます。・様々なSAF(持続可能な航空燃料)製造技術の概要とその技術を用いたSAF製造の国内外の情勢・動向に対する皆様の   ご理解を深めていただきます。・木質バイオマス・廃プラスチックを原料としたREVO方式急速接触熱分解技術を概説し、現状・課題・今後の展望に関して   お話をさせていただきます。

セミナープログラム

1.株式会社レボインターナショナルの紹介2.持続可能な航空燃料(SAF) 2.1 国際航空輸送部門における取組  2.1.1 地球温暖化ガスの「グローバル削減目標」  2.1.2 「グローバル削減目標」を達成する対策・手段(CORSIA) 2.2 SAF(持続可能な航空燃料)とは?  2.2.1 利用される原料  2.2.2 品質規格  2.2.3 SAFの認証3.持続可能な航空燃料(SAF)製造技術 3.1 製造技術  3.1.1 ガス化・FT(フィッシャー・トロプシュ)合成  3.1.2 HEFA(油脂・脂肪酸の水素化)合成  3.1.3 ATJ(アルコールからのジェット燃料)合成  3.1.4 CHJ(接触水素化分解ジェット燃料)合成  3.1.5 HC-HEFA(微細藻類由来炭化水素の水素化)合成  3.1.6 ATJ-SKA(アルコールから芳香族を伴ったジェット燃料)合成 3.2 各製造技術によるSAF製造の国内外での情勢・動向4.株式会社レボインターナショナルのSAF製造技術 4.1 低圧水素化による油脂からのSAF製造技術 4.2 REVO方式急速接触熱分解(R-CFP)技術  4.2.1 日本国内における未利用木質バイオマスの動向  4.2.2 日本国内におけるプラスチックの廃棄・再利用に関する動向  4.2.3 REVO方式急速接触熱分解(R-CFP)技術の概要  4.2.4 現状・課題  4.2.5 今後の展望(質疑応答)