乳化・可溶化の基礎とエマルションの調製・安定化・評価法

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 化学反応・プロセス   化粧品・医薬部外品技術
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】きゅりあん
交通 【JR・東急・りんかい線】大井町駅

界面活性剤の基礎と各種特徴・利用法、相図の読み方・利用法、関連評価技術、各乳化技術や安定化のポイントなど…基礎から具体的な製剤化技術やコツ・ヒントまでを解説!

コロイド分散系の基礎、乳化・可溶化理論、各種界面活性剤の性質と利用法、相図の読み方・使い方、可溶化量を増やす技術や各種安定化技術、構造解析と安定性評価法など、基礎から具体的な技術・コツまでを解説します。 基礎をしっかり理解されたい方におすすめの分かりやすいセミナーです。 実用的な内容も含むため、課題や疑問を抱えている中級者の方にもご活用いただける内容です。

 

日時

【会場配信】 2024年11月25日(月) 10:30~16:30【Live配信】 2024年11月25日(月) 10:30~16:30  受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】のみ 

セミナー講師

神奈川大学 化学生命学部 生命機能学科 教授 Ph.D.(Doctor of Natural Science) 山下 裕司​ 氏

 専門:コロイド界面化学、化粧品科学長年に亘り界面活性剤の自己組織体に関する研究に従事。企業時代はサーモトロピック液晶の研究開発に携わり、ポスドク時代は医薬用製剤および経皮吸収の研究を行った。現職の大学では、化粧品製剤の研究を中心に、化粧品成分と皮膚角層との相互作用、化粧品成分の有効性評価(臨床研究)を行っている。両親媒性物質の溶液挙動と基礎物性、エマルションの安定性に関する研究、新規乳化法の探索が最近の主要テーマである。

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 特別キャンペーン【1名受講限定】1名申込みの場合:受講料( 定価:41,800円/E-mail案内登録価格:39,820円 )※1名様で受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • 製本テキストおよびPDFテキスト(印刷可・編集不可)・会場受講:製本資料は当日会場にてお渡しいたします。・Live配信受講:製本資料は開催日の4、5日前に発送予定 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、  製本資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

セミナー趣旨

多くの身の回りの製品はその用途と目的に適った剤型に設計されています。その中で、可溶化製剤やエマルション製剤は多くの製品に利用されていますが、安定性のような悩ましいトラブルにしばしば直面します。本セミナーでは、エマルションのような液-液分散系のトラブル解決を前提に、可溶化・乳化の基本的な性質とその構成物質について解説し、具体的な製剤化技術や安定性評価法などのコツやヒントを視覚的に分かりやすく説明します。本セミナーは一つ一つの分野を深く掘り下げるものではなく、できる限り多くのキーワードを概説し、可溶化・乳化を学んだことがない初学者が専門書を自身で読み解けるように考え方を習得してもらいます。

受講対象・レベル

エマルション製剤の研究・設計・開発・製造に従事されている方もしくはその予定の方(初級~中級技術者)。予備知識は必要としないが、大学1,2年生程度の物理、化学、物理化学の知識があると理解が深まる。

習得できる知識

・各種界面活性剤(可溶化剤、乳化剤)の性質と利用法・乳化理論と関連する専門用語・相平衡図(相図)の読み方と利用法・構造解析と安定性評価法

セミナープログラム

1.コロイド分散系 1.1 コロイドとは 1.2 乳化系と可溶化系の違い 1.3 エマルションの種類 1.4 コロイド分散系と熱力学 1.5 コロイド分散系を構成する物質 1.6 乳化剤の種類と役割Short Break:分散滴のサイズは見た目で分かる? 2.乳化・可溶化のための界面活性剤基礎知識 2.1 界面活性剤の化学構造と分類法 2.2 界面活性剤の基本的性質(界面科学)  2.2.1 界面物性と臨界ミセル濃度  2.2.2 吸着・分散・可溶化・乳化・起泡 2.3 溶液中の界面活性剤の挙動  2.3.1 クラフト点と曇点  2.3.2 自己組織体の形成(ミセル、リオトロピック液晶、αゲル) 2.4 界面活性剤の性質を規定するパラメーター  2.4.1 親水性-親油性バランス(HLB)  2.4.2 臨界充填パラメーター(CPP)  2.4.3 界面曲率 2.5 界面活性剤の性質に影響する因子Short Break:身の回りの界面活性剤の名前のアレコレ 3.相図から見る可溶化・乳化の本質 3.1 相図の基本的なルール:相と相律 3.2 界面活性剤系特有のルール:相の連続性(Phase Sequence) 3.3 界面活性剤/水の2成分系の相図の読み方 3.4 界面活性剤/水/油の3成分系の相図の読み方 3.5 多成分系の相図:4成分以上の相図の描き方 3.6 相図中の可溶化領域と乳化領域Short Break:相状態の判定は難しい? 4.可溶化理論と応用 4.1 可溶化位置と可溶化量 4.2 可溶化量を増やす技術 4.3 マイクロエマルションShort Break:マイクロエマルションとナノエマルションの勘違い 5.乳化理論とエマルションの調製技術 5.1 エマルションの安定性と不安定化機構 5.2 エマルションを安定化するための基本原理 5.3 機械力による安定化技術 5.4 乳化剤の性質を活かした安定化技術 5.5 界面制御を利用した安定化技術 5.6 W/O型エマルションの乳化技術Short Break:界面活性剤の鎖長分布に関わる乳化の問題 6.乳化・エマルションの関連評価技術 6.1 表面(界面)物性 6.2 自己組織体構造の同定 6.3 エマルションタイプの判定方法 6.4 エマルションの物性評価方法 6.5 エマルションの安定性評価方法Short Break: 測定機器の得手・不得手 □質疑応答□