初心者、若手担当者必見!乳化理論の基礎から乳化物の設計まで丸ごと解説する入門セミナー!
非常に複雑な乳化物の設計、RHLB理論を用いることで簡便に行うことができます
最新の乳化技術情報まで!
セミナー趣旨
化粧品における多くの製品は乳化物で作られているが、その技術への理解は化粧品技術者にとって非常に重要である。乳化物は熱力学的には不安定であり、さまざまな原料の複雑な組み合わせからなるため、乳化物の設計やその安定性の改善などについては非常に複雑で難しく頭を抱えている技術者も多いであろう。本セミナーでは、乳化の現象を説明することから始め、化粧品製剤設計で重要なα-ゲル、ラメラゲルネットワークの概念についてご紹介しその基礎を学んだのち、RHLB理論を用いた非常に簡便な乳化物の設計方法をご紹介したい。乳化には多くのアプローチが近年でもさまざまに開発されていることから、最新の乳化技術についてもご紹介したい。化粧品技術者の皆様の日々の開発業務のご参考となれば幸いである。
習得できる知識
1.コロイドや乳化についての基礎
2.化粧品における乳化(ラメラゲルネットワーク)
3.乳化剤の種類と活用法
4.乳化物の簡単な設計方法
セミナープログラム
1.乳化とは
1-1. エマルションの安定化
1-2. 乳化剤とは
1-3. 界面活性剤とその役割
1-4. エマルションの安定性
1-5. エマルションの調製
1-6. エマルションの同定方法
1-7. マイクロエマルションとは
1-8. 超音波乳化の原理
2.ラメラゲルネットワーク
2-1. 化粧品における乳化物
2-2. ラメラゲルネットワークとは
2-3. α-ゲルの構造、活用のメリットデメリット
2-4. ラメラゲルネットワークの安定性
2-5. α-ゲル/ラメラゲルネットワークを生かした製剤設計の例
3.乳化物の設計
3-1.HLBとRHLB
・乳化を考える上で重要なHLBとRHLBの概念について説明いたします。
3-2. 各種乳化剤とその特性や性能について
3-3. 乳化物の簡易設計方法
・乳化処方を設計する一番簡単な方法であるRHLB法についてご紹介
3-4. 設計例
3-5. 設計上の留意点
4.構造液体
4-1. コロイド溶液とは
4-2. コロイド溶液の構造と特徴
4-3. 活性剤による構造液体
5.最新の乳化技術のご紹介
5-1. 三相乳化
5-2. W0W乳化
5-3. HIPRE
5-4. 粘土鉱物による乳化
■講演中のキーワード
乳化、エマルジョン、化粧品、製剤、HLB
セミナー講師
合同会社DaKARPO 代表 化粧品技術コンサルタント 三栖 大介 氏
■ご経歴
1986年3月 大阪大学工学部工学研究科前記課程(修士)修了
1986年4月 花王株式会社入社、1991年から1999年にかけてドイツ・ゴールドウェル社(現花王ドイツ社)に出向
2002年3月 日本リーバ(現ユニリーバ・ジャパン)入社
2006年9月 日本ロレアル入社
2015年8月 株式会社ビューティーエクスペリエンス入社
2019年1月 東洋エアゾール工業株式会社入社
2020年12月 合同会社DaKARPO(ダカーポ)設立
一貫してヘアケア製品開発に従事、主にはヘアカラー、パーマなど。
■ご専門および得意な分野・ご研究
・有機合成化学
・物理化学・界面科学
・化粧品処方開発
・乳化技術、分散技術
■本テーマ関連学協会でのご活動
・毛髪科学技術者協会会員
・繊維応用技術研究会会員
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
41,800円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
化粧品・医薬部外品技術 化学反応・プロセス
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キーワード
化粧品・医薬部外品技術 化学反応・プロセス関連セミナー
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