(1日で学べる)乳化基礎技術
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化学反応・プロセス 化粧品・医薬部外品技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
教科書では学べない“実用に則した乳化の基礎技術とノウハウ”を事例交え分かり易く解説!
セミナー講師
日光ケミカルズ(株) 中央研究所 エグゼクティブフェロー 東京理科大学 客員教授 工学博士 鈴木 敏幸 氏
■ご経歴等1976-2009 花王(株)研究開発部門(2002-2009:花王(株)パーソナルヘルスケア研究所所長)2009-2011 エスエス製薬(株)取締役新製品開発本部長2011- 現職■ご専門・得意分野コロイド科学(乳化、分散、ゲル、界面活性剤)化粧品製剤技術■本テーマ関連の学会・協会等でのご活動NPO法人・材料表面研究会委員
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
乳化系(エマルション)は、互いに溶解しない油相、水相を任意の割合で共存させることができるため、多くの実用分野で用いられています。しかし、基礎的なテキストに見られる乳化条件の設定や安定性理論だけでは、実用乳化系の生成・安定化・機能賦与に関する知識を身につけることは困難です。 本セミナーでは、乳化と可溶化の基本を理解していただくとともに、実用系を念頭に置いた「状態の観察、評価法」「乳化剤の選択と用い方」「実用系でのトラブル例とその解決手法」「液晶、αゲルを用いた微細エマルション、ゲルエマルションの調製」「乳化処方の設計と特性賦与」に関して実例を用いて解説をおこいます。また、乳化・可溶化の設定に欠かせない相図の読み方と活用法を平易に説明します。
習得できる知識
・乳化、可溶化の基礎知識・エマルション調製における界面活性剤の選択と適切な使い方・相図の読み方・作り方と乳化解析への用い方・実用系における処方の組み方(設計と、特性賦与の方法と事例)・実用乳化系におけるトラブル事例と解決法
セミナープログラム
1.乳化・分散の基礎 1.1 乳化とエマルションの基礎知識:乳化と可溶化の違い、エマルションの種類 1.2 エマルションの観察と測定法の実際 1.3 一般的な乳化方法と安定化の基本(乳化安定化理論) 1.4 実用系でのエマルション状態と各種トラブル解決法(実用系での落とし穴)2.乳化のための界面活性剤の基礎と選定 2.1 界面活性剤の得意な溶解挙動とその理由 2.2 応用のために、これだけは知っておきたい界面活性剤の挙動(クラフト点と曇点) 2.3 両親媒性分子がつくる会合体:ミセル、液晶、αゲル(違いと見分け方) 2.4 親水性/親油性のバランス(HLB):エマルション調製の第一歩3.相図の基礎と使い方 3.1 相図の基本:相図って何? 基本ルール、用語と記号 3.2 界面活性剤の性質がわかる2成分系の相図 3.3 乳化・可溶化の解析に必須の3成分系の相図:三角座標の読み方、相図の読み方・作り方、乳化解析への用い方4.微細エマルション生成のための乳化技術 4.1 最適条件を知る:乳化法が異なると状態が異なる理由 4.2 微細なエマルション調製のポイント 4.3 液晶、D相を用いた微細エマルションの調製の実際 4.4 ナノエマルションの生成・安定化とマイクロエマルションとの違い5.実用系で生きる最新乳化技術とトレンド応用事例 5.1 自己乳化製剤のための界面活性剤用い方:自己乳化液晶ジェル、両連続マイクロエマルション製剤と応用例 5.2 αゲルの生成・安定化と高保湿エマルション、ゲル製剤への応用 5.3 高含水W/Oエマルションの調製と安定化の実際(逆ヘキサゴナル液晶の利用) 5.4 ピッカリングエマルションと振って使うW/O系(使用感と持続性の両立その1) 5.5 高分子多糖を用いたエマルションと撥水性O/Wエマルション(使用感と持続性の両立その2)(質疑応答)