医薬品の製造原価のイロハから実践まで学ぶ ~QCDTのバランスを考慮した工場運営に必要な原価知識~
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | 株式会社シーエムプラス |
キーワード | 医薬品技術 原価管理(コストマネジメント) 生産マネジメント総合 |
開催エリア | 神奈川県 |
開催場所 | 【横浜市西区】シーエムプラス本社セミナールーム |
交通 | 【みなとみらい線】みなとみらい駅 |
製造原価の予算設定や原価管理に困っていませんか?原価差異分析の事例演習も含めていまさら聞けない基本から実践まで解説します!
※本セミナーは、+9,900円(税込)でアーカイブ配信のオプション申込が可能です。
●申込締切:2024年11月27日(水)
本セミナーは、「医薬品工場の生産性向上と工場運営の最適化<継続研修全3回>」として全3回の一括申込に特典がございます。タイトルのリンクをクリックの上、ぜひご検討ください。
セミナー講師
株式会社シーエムプラスシニアコンサルタント 菱田 純 氏
■略歴 1980年、第一製薬株式会社(現第一三共株式会社)入社。固形製剤の製剤研究に従事したのち、生産部門に移動。工場建設、本社生産物流企画、工場分社化、2007年、旧三共株式会社との事業統合に伴う生産会社(第一三共プロファーマ株式会社)設立などを担当し、生産に関わるプロジェクトや生産戦略企画実行を経験した。2007年、同社取締役管理部長、同平塚工場長。2014年北里第一三共ワクチン株式会社 取締役副社長兼生産本部長歴任後、2019年に北里第一三共ワクチン株式会社は、第一三共バイオテック株式会社に社名変更。同社顧問を経て、2017年よりシーエムプラス シニアコンサルタント。
■専門・製剤技術研究(固形製剤)・生産管理及び原価管理・プロジェクト管理及び工場マネジメント・BSC(特に工場KPI)・小集団活動
■本テーマ関連学協会での活動・医薬品工場フォーラム アドバイザー代表(2018~)・コストをテーマとした発表 2000年~2009年 工場マネージサミット(JMA)・工場運営の最適化-KPIなどの活用- 第5回製剤技術セミナー(2013年)
セミナー受講料
1名44,000円(税込)1社2名以上同時申込の場合,1名につき33,000円(税込)
●講演資料:会場)当日、テキストを配布いたしますWEB)テキスト郵送(郵送料金は受講料に含む)■アーカイブ配信をご希望の場合●利用料:上記受講料に加えて、1名につき9,900円(税込)のオプション料金が追加されます。●視聴期間:2024年12月12日(木)~2024年12月25日(水) ※期間内、繰り返し視聴が可能です●申込方法:申込フォームの「アーカイブ配信オプション」で【あり】とご選択ください。●備考: ・本オプションを希望され、複数名同時申込された場合、全員がアーカイブ配信付のお申し込みとなります。 ・講師との質疑応答は当日のLive受講(会場/Web)のみとなります。 ・原則として当日の質疑応答はアーカイブ配信からカットされます。 ・会場受講の方もアーカイブ配信をご希望いただくことが可能です。
受講について
■ご受講の注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)・講義中の録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。・お申込いただいていない方と複数名で視聴することを禁じます。・テキスト資料の無断複製・転載・販売等、一切を禁じます。・講義中の妨害等、一切の行為を禁じます。※上記4点、また類似の行為が認められた場合、強制的に退出して頂きます。また、ご本人及びご所属先の方の今後のセミナー参加をお断りします。
・お客様の利用環境、接続環境による不具合について、弊社は一切の責任を負いません。・必ず視聴テストを行い、接続不良については自社IT部門等に接続についてご確認ください。 ZOOMシステム要件(外部サイト) ZOOMテストミーティング(外部サイト)
【申込時】●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。●定員に達し次第、申込を締め切ります。●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。
【セミナー当日】●名刺を以て受講券とします。お忘れなきようご持参ください。●録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。●会場では講義中のパソコン・携帯電話等の使用をお断りします。
詳しくはこちらをご確認ください。
セミナー趣旨
最近の医薬品製造を取り巻く環境では、品質と安定供給に関わる問題発生に端を発し、信頼回復に向けて業界や国を挙げて取り組まれている状況が続いています。先の厚労省から出された「医薬品産業ビジョン2021」でも、経済安全保障の観点で、医薬品の品質確保・安定供給を通じて、国民が安心して良質な医療を受けられる社会を次世代へと引き継いでいくことが言及されています。更に、その中では、企業が設備投資等も含め、品質確保と安定供給のために必要となる費用を、適切に確保できるようにすること、つまり、投資に見合った対価の回収の見込みがあることの重要性にも触れています。 そこで本講座では、QCDTのバランスを考慮した工場運営に必要な原価知識として、製造原価の仕組みから原価管理の方法まで、実践レベルで分かり易く解説します。
■キーワード原価、標準原価、原価管理、原価差異分析、品質コスト、生産性向上
受講対象・レベル
・社内に医薬品の製造原価について相談できる人がいない方・製造原価の予算設定や原価管理を担っている方・生産性向上や原価低減の目標設定やその評価に携わっている方・原価情報をもとに、工場の組織目標設定をされている方
習得できる知識
・原価の構造・標準原価の算出方法・原価管理方法(特に原価差額管理)・原価差異分析の事例演習・品質、安定供給と生産性向上のバランス
セミナープログラム
1.「モノづくり」と原価を知ること ・何故、製造原価を知る必要があるのか? ・医薬品のモノづくりとは ・モノづくりの基本要素 ・品質と原価 ・原価を知る意義 ・原価情報の重要性
2.製造原価 ・原価の意味 ・製造原価の構造 ・製造原価に含まれるもの ・直接費と間接費 ・製造原価の構成区分とその意味
3.製造原価への間接費の組み入れ ・間接費の組み入れの必要性 ・間接費の組み入れ方 ・間接費の配賦のイメージ ・配賦基準 ・活動基準原価計算手法(ABC) ・ABCによる活動基準(コストドライバー)例 ・一般的な間接費の配賦例 ・ABCによる間接費の配賦例
4.標準原価 ・標準原価とは ・実際原価とは ・実際原価と標準原価の比較 ・標準原価設定と必要な情報 ・標準原価の区分と積み上げ方 ・標準原価の役割 ・標準原価の設定や改定のマネジメントサイクル ・標準原価を導入の意義
5.標準原価の試算方法 ・標準原価設定に必要な情報 ・標準原価設定に関わる責任部署 ・標準原価を算出するための情報の流れ ・標準原価の計算シート例 ・バイアル注射剤製造事例による標準原価の算出 ・同 直接原材料費の算出 ・同 直接労務費の算出 ・直接作業の標準時間 ・標準賃率の算出 ・同 間接費の算出事例 ・間接費の配賦基準例
6.原価管理について ・原価管理とは ・生産情報と原価管理 ・原価管理のイメージ ・原価管理が必要な理由 ・原価管理の流れ ・原価管理に求められる知識 ・原価管理と標準原価
7.原価管理で用いられる指標 ・製造フローと原価差異発生のイメージ ・主な原価差異 ・原材料購入価格差異、数量差異 ・能率差異 ・予算差異、操業度差異 ・原価差異の計算方法 ・原価差異の意味 ・原価管理で扱う主な指標と責任体系 ・原価差異の管理例
8.事例から学ぶ原価差異分析 ・製造情報と原価差異分析の事例1~事例5
9.生産性向上とモノづくり ・生産性向上の意味 ・医薬品製造における生産性向上のパターン ・製造現場での生産性向上 ・生産性を損なう様々なロスの原因 ・原価管理とロスの関連例 ・収量ロス(不良ロス)に対する改善 ・立上がりロスに対する改善 ・作業ロスに対する改善 ・チョコ停ロスに対する改善 ・管理ミスやエネルギーロスに対する改善 ・損失コストと予防コスト ・生産性を向上するための日頃のチェックリスト例 ・医薬品製造における原価低減活動 ・原価低減成果のチェックポイント ・製造現場での原価低減活動の視点 ・作業者に求められる生産性向上 ・生産性向上のための改善活動 ・まとめ 製造部門の役割、責任とは ・まとめ「モノづくり カルチャー」とは
<質疑応答>