ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 高分子・樹脂材料   薄膜、表面、界面技術   機械材料
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

★アロイ材料の物性制御を行うために       必須となる理論的な背景について、具体例を挙げながら解説!  ※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信:12/6~12/20】での受講もお選びいただけます。

セミナー講師

大阪大学 大学院 理学研究科 高分子科学専攻 准教授 博士(理学) 浦川 理 氏<ご専門>高分子物性<学協会>高分子学会 レオロジー学会 プラスチック成形加工学会

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。ライブ配信とアーカイブ配信(配信期間:12/6~12/20)両方の視聴を希望される場合は、会員価格で1名につき55,000円(税込)、2名同時申込で66,000円(税込)になります。お申し込みフォームの備考欄に「ライブとアーカイブ両方視聴」とご記入下さい。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 高分子材料をアロイ化する目的は、物性の制御にある。本講演では、相溶性(misciblility)や混和性(compatibility)の基礎から、モルフォロジー制御の方法論、モルフォロジーと物性の関係等、アロイ材料の物性制御を行うために必須となる理論的な背景について、具体例を挙げながら解説する。 

セミナープログラム

1.ポリマーアロイの基礎 1-1.序論   ・ポリマーアロイの定義と分類   ・相溶性と相容性   ・ポリマーアロイの歴史 1-2.相溶―相分離の熱力学   ・Flory-Huggins理論   ・混合自由エネルギーと相図の関係は?   ・準安定と不安定領域 1-3.相互作用パラメーターと溶解度パラメーターの関係は? 1-4.Flory-Huggins理論の限界 1-5.様々なポリマーブレンド系の相挙動 1-6.相溶化のために 1-7.溶解度パラメーターの求め方 1-8.相互作用パラメーターの求め方 1-9.ランダム共重合体の相溶性

2.ポリマーアロイの構造 2-1.ポリマーアロイの構造形成と制御   ・相分離の動力学   ・変調構造   ・スピノーダル分解の応用 2-2.ポリマーブレンドの界面   ・界面厚と界面張力   ・種々の高分子対の界面張力 2-3.流動場による構造制御   ・流動場によるドロップレットの微分散化   ・流動誘起相溶化   ・流動誘起相分離 2-4.三相共存系の構造制御   ・ぬれと拡張係数 2-5.2元ブロック共重合体のミクロ相分離構造 2-6.小角X線散乱によるミクロ相分離構造解析 2-7.相容化剤(compatiblizer)    ・相容化剤の種類と分類   ・相容化剤の添加効果 2-8.リアクティブブレンディング   ・利用される種々の化学反応   ・相容化機構   ・耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)の構造とその製法   ・リアクティブブレンディングによる高度なモルフォロジー制御

3.ポリマーアロイの物性 3-1.相溶系の物性   ・ガラス転移温度   ・弾性率(レオロジー) 3-2.相分離系の物性   ・力学モデルによる簡単な理解   ・力学モデルとモルフォロジーの関係 3-3.相界面が物性に及ぼす影響   ・相容化剤であるブロック共重合体の構造   ・破壊靱性値 3-4.相構造と耐衝撃性   ・固体高分子の変形:クレーズとせん断降伏   ・ゴム分散系のクレーズ変形   ・ゴム分散系のせん断降伏   ・フィラー分散系の耐衝撃性

4.終りに