低誘電特性樹脂の技術開発動向と設計手法

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 高分子・樹脂材料   電子材料   半導体技術
開催エリア 全国
開催場所 ZOOMを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★低誘電特性を実現する樹脂設計手法、低伝送損失基板への応用技術

セミナー講師

横浜国立大学 非常勤教員/岩手大学 客員教授 工学博士 高橋 昭雄 氏【(一社)エポキシ樹脂技術協会 会長】略歴日立製作所で35年の研究開発の後、横浜国立大学、工学研究院の教授を経て現在に至る。電子・電気分野を中心にした高分子材料及び高分子化学を専門とする。エポキシ樹脂技術協会副会長、SiC等大電流パワーモジュール用実装材料評価プロジェクト(通称:KAMOME-PJ)リーダー、全国発明賞、エレクトロニクス実装学会技術賞、同論文賞ほか受賞。

セミナー受講料

  1名につき55,000円(消費税込・資料付き)〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕

受講について

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セミナー趣旨

通信規格5Gは、IoTやビッグデータ、AIそしてロボットの発展により第4次産業革命の中核を形成しつつある。さらに、5G高度化と2030年頃に予想される6Gに向けてエレクトロニクス機器の開発が加速している。信号伝送の中核的役割を果たす、プリント配線板等のLSI実装基板には、10GHzを超える高周波領域での低誘電特性が要求される。LSI実装は、マザーボード、パッケージ基板、インターポーザがあり、加えてアンダーフィル、封止樹脂により構成され、それぞれに、超高密度実装に応える成形硬化性、低熱膨張性、高耐熱性等の信頼性が要求される。講師の開発経験、各社の開発状況を紹介しながら、材料設計の考え方、合成と配合、そして樹脂、基板、封止材への応用について講義する。Q&Aも活発にしたい。

習得できる知識

5Gそしてビヨンド5Gを支える主要技術としてデータセンタのスーパーコンピュータ等ハイエンドサーバ、フォグサーバ、エッジサーバがある。これらのコンピュータの実装技術とその材料について学び、要求される低誘電特性とそれ以外の特性を理解して、バランスの取れた材料を設計、合成、開発する知識を習得する。

セミナープログラム

1. 変革が進む社会インフラとエレクトロニクス実装技術 1.1 エレクトロニクス実装と半導体パッケージ,ビルドアップ用配線シート,基板の変遷 1.2 IoT,AI,自動運転そして5G,6G時代を支えるエレクトロニクス実装技術

2.半導体実装技術の最新動向 2.1 半導体パッケージ(FO-WLP,FO-PLP,モールドファースト,RDLファースト) 2.2 チップレットと技術動向

3.低誘電損失基板材料の概況と各社の取り組み 3.1 高周波用基板材料の状況 3.2 低誘電率(Low Dk),低誘電正接(Low Df)材料

4.高分子材料の基礎 4.1 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂 4.2 高分子材料の物性と評価    成形時の流動特性,機械物性,電気物性と評価 4.3 高分子材料の耐熱性(物理的耐熱性,化学的耐熱性) 

5.積層材料及び多層プリント配線板及びその製造方法6.半導体封止材及びその製造方法7.低誘電特性高分子材料の設計 7.1 分子設計と材料設計 7.2 低誘電率樹脂の分子設計と合成及び多層プリント板の開発(事例1) 7.3 低誘電正接樹脂の分子設計と材料設計(事例2)

8.低誘電特性材料の最新技術 8.1 エポキシ樹脂の低誘電率,低誘電正接化 8.2 熱硬化性PPE樹脂の展開   官能基の付与,配合,変性による特性の適正化 8.3 マレイミド系熱硬化性樹脂の展開 8.4 ポリイミドあるいはポリマアロイ系高分子 8.5 ポリブタジエン,COC(シクロオレフィンコポリマー),COP(シクロオレフィンポリマー)他 8.6 高周波用プリント配線板応用の共通の課題と対策

【質疑応答】