スケールアップ研究後の事業採算性検討の考え方など、スケールアップにおける単純な化学プロセスの話だけでなく、その先まで踏み込んだ内容を解説!
セミナー趣旨
化学プロセス開発においてスケールアップは非常に重要である。実用化への第一歩であるスケールアップ研究の考え方や事例についてまず解説する。次に、スケールアップ研究が成功し、プラント建設の是非を判断する事業採算性について説明する。
受講対象・レベル
・スケールアップの研究開発に従事している方
・現在は研究職だが将来に開発職となる可能性のある方
・研究の企画などを行っており事業採算性に関する資料を作成しなければならない方 など
習得できる知識
・プロジェクトマネジメントの概要
・スケールアップの考え方
・事業採算性検討の方法 など
セミナープログラム
1.実用化への第一歩 スケールアップ
1-1.化学者の視点(プロダクト)と化学工学者の視点(プロセス)
1-2.スケールアップの難しさ
1-3.連続プロセスとバッチプロセス
1-4.実験室と実設備の違い
1-5.スケールアップのためのデータ取得
1-6.モデル化
2.開発ステージにマッチしたコスト試算
2-1.研究開発段階における超概略コスト試算
2-2.開発試作段階におけるコスト試算
2-2-1.物質収支・エネルギー収支
2-2-2.プロセスフローの作成
2-2-3.プロセス機器の概略設計(機器リスト)
2-2-4.プラント建設コストの概算
2-2-5.製造コストの概算
3.事業採算性検討と投資意思決定
3-1.事業採算性検討の考え方
3-2.事業採算性検討の実施
3-3.感度分析
3-4.投資判断
<終了後、質疑応答>
■講演中のキーワード
・プロジェクトマネジメント
・スケールアップ
・ディスカウント・キャッシュ・フロー法
・IRR(内部利子率)
・感度分析
セミナー講師
株式会社KRI 環境化学プロセス研究部 主席研究員 阪井 敦 氏
■ご経歴
1984年3月 京都工芸繊維大学修士課程修了
1984年4月 某中堅化学会社に入社
1999年4月 株式会社KRIに入社
2001年7月 米国プロフェッショナル・エンジニア(PE)資格取得
2005年10月 米国プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル(PMP®)資格取得
2015年12月 上席化学工学技士取得
■ご専門および得意な分野・ご研究
化学プロセス、エネルギープロセス開発およびプラント建設
■本テーマ関連学協会でのご活動
日本プロフェッショナルエンジニア協会(JSPE) 会員
化学工学会 開発型企業連携研究会 幹事
米国プロジェクトマネジメント協会会員
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
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