ビフィズス菌にみる腸内細菌の最新研究および研究開発への応用~ヒトの健康との関係を踏まえて、2025年の現在地を解説する~
開催日 | 13:00 ~ 16:30 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 生物・細胞技術 食品加工 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
乳酸菌に勝るとも劣らないプロバイオティクス効果が注目されているビフィズス菌! 本講座では、長きにわたり腸内細菌関連の研究に尽力されている講師が、ビフィズス菌の分類・生態から定着・機能発現メカニズム等、丁寧に解説いたします!
セミナー講師
ビフィズス菌研究会 会長 神戸大学名誉教授 東北大学客員教授 獣医学博士 農学博士 大澤 朗 氏
■ご経歴1979 北海道大学獣医学部卒業1986 クイーズランド州立大学大学院博士課程終了1986 クイーンズランド州立大学研究員1988 ローンパインコアラ保護園主任研究員1993 徳島大学医学部助手1995 神奈川県衛生研究所主任研究員1999 神戸大学大学院自然科学研究科生命科学専攻応用生物講座・助教授2005 農学研究科資源生命科学専攻・教授2007 神戸大学自然科学系先端融合研究環重点研究チーム・教授(兼務)2008~2015 神戸大学医学研究科医科学専攻・教授(兼務)2009~2019 神戸大学食の安全安心科学センター・センター長(兼務)2019~ 神戸大学食の安全安心科学センター・副センター長および(社)先端バイオ工学推進機構理事(兼務)2021~ 神戸大学農学部・学術研究員、ビフィズス菌研究会会長■専門および得意な分野・ご研究・腸内細菌叢(腸内マイクロビオータ)・ヒト腸管モデル・プロバイオティクス・応用細菌学・食品微生物学■本テーマ関連学協会でのご活動・腸内細菌学会評議員・ビフィズス菌研究会・会長
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
少子高齢化が急速に進む我が国では、数年後に医療費が60兆円を超え、その医療制度自体の破綻が危惧されています。このような由々しき近未来が垣間見える中、実効性のあるプロバイオティクスやプレバイオティクスなどの機能性食品の開発・上市が国民から切望されています。 本講座では、この数十年来、乳酸菌に勝るとも劣らないプロバイオティクス効果が注目されているビフィズス菌について、その分類・生態から定着・機能発現メカニズム等について平易に講述します。これにより、近い将来脚光を浴びる新たな機能性食品(ビフィズス菌以外の食品素材も含む)の開発につながる研究シーズを提供することを目的とします。
必要な予備知識
■本テーマの関連書籍・下記の書籍等を参考書として活用してほしい 1) 健康長寿のための食生活—腸内細菌と機能性食品(光岡知足著/岩波アクティブ新書) 2) 免疫と腸内細菌(上野川修一著/平凡社)
習得できる知識
・ヒトの健康増進・維持に資するとされるビフィズス菌についての正しい理解・腸内のビフィズス菌を選択的に増殖させる食品成分について最新かつ正しい理解・ビフィズス菌の腸内定着メカニズムについての最新の理解・ビフィズス菌のアミノ酸代謝産物の新たな機能性に関する最新の理解・「ビフィズス菌様」腸内細菌が存在することの認識
セミナープログラム
1 はじめに:我が国が直面する健康問題と機能性食品 1.1 我が国が直面する健康問題 1.2 機能性食品とは2 ビフィズス菌とは 2.1 分類 2.2 形態と性状 2.3 生態3 機能性食品としてのビフィズス菌 3.1 イムノジェニックス(免疫賦与素材)としてビフィズス菌 3.2 プロバイオティクスとしてのビフィズス菌 3.3 追補:ビフィズス菌のプレバイオティクス4 ビフィズス菌の腸内定着機構 4.1 線毛による定着 4.2 線毛の発現メカニズム5 ビフィズス菌の抗認知症作用 5.1 脳腸相関 5.2 アミノ酸代謝産物の機能性 5.3 ヒドロキシカルボン酸受容体6 おわりに:「ビフィズス菌様」細菌の存在にみる新たな研究課題7 質疑応答
■講演中のキーワード・ビフィズス菌・腸内細菌・機能性食品・プロバイオティクス・オリゴ糖