チタン酸バリウム系ナノ粒子における誘電特性制御、その将来応用展開

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 17:00 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 電子材料   無機材料   ナノ構造化学
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。 

セミナー講師

山梨大学 大学院総合研究部 工学域材料科学系 教授 工学博士 和田 智志 氏【専門】 電子セラミックス(誘電・圧電関係)【経歴】 1991年 東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程材料科学専攻修了 1991年 工学博士(東京工業大学)取得 1999年~1999年 東京農工大学工学部助手 1996年~1997年 文科省在外研究員(ペンシルバニア州立大学) 1999年~2000年 東京工業大学大学院理工学研究科助手 2000年~2007年 東京工業大学大学院理工学研究科助教授 2007年~2008年 山梨大学大学院医学工学総合研究部准教授 2009年~現在 山梨大学大学院医学工学総合研究部教授【著書】 アクチュエータ研究開発の最前線(エヌ・ティー・エス・2011)、Next-Generation Actuators Leading Breakthroughs(Springer London・2010)、化学事典(第2版)(森北出版・2009)、無鉛圧電セラミックス・デバイス(養賢堂・ 2008)、Handbook of advanced dielectric piezoelectric and ferroelectric materials: Synthesis, properties and applications(Woodhead Publishing Limited・ 2008)、圧電材料の高性能化と先端応用技術(サイエンス&テクノロジー・ 2007)など【受賞】 IEEE強誘電体賞(2018)、日本セラミックス協会学術賞(2009)、日本AEM学会著作賞(2008)、米国セラミックス学会フルラス賞(2007)、応用物理学会JJAP貢献賞(2007)、英国鉱物学会PFEIL賞(2005)、日本セラミックス協会電子セラミックス研究奨励賞(1999)、日本セラミックス協会JCerSJ優秀論文賞(1997)、日本MRS学術シンポジウム優秀発表賞(1996)など

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合38,500円、  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 粒子状態で巨大誘電率を持つチタン酸バリウム粒子の複合粒子構造とは何か?また、どのような複合粒子構造を実現できれば粒子状態で巨大誘電率を実現できるのか?そのためには、どのような合成プロセスが求められるのか?また、このような巨大誘電率を持つチタン酸バリウム粒子を原料にMLCCを作製できれば、巨大誘電率を持つMLCCを実現できるのか? 更に今後のMLCCの応用展開を考えた時に、将来どのような誘電材料が必要となるのか?そして、それはどのようにして作製すれば良いのか?また次世代のチタン酸バリウム系セラミックスの作製手法としてどのようなものが必要となるのか?これらの疑問についての講演者の考えを当日説明する。

受講対象・レベル

・化学素材メーカー、誘電体粒子メーカーなど、材料開発・製造に関わる技術者・研究者

セミナープログラム

1.背景 1-1 チタン酸バリウムセラミックスにおける問題点 1-2 サイズ効果の説明とその解決

2.チタン酸バリウム粒子における複合粒子構造 2-1 強誘電体であるために生じる複合粒子構造 2-2 複合粒子構造の制御は可能か?

3.チタン酸バリウム粒子の合成 3-1 世の中にある各種合成法 3-2 理想とする複合粒子構造を実現する合成方法 3-3 実際の合成法

4.チタン酸バリウム粒子の誘電特性評価 4-1 各種測定方法の長所・短所 4-2 スラリーを用いた誘電特性評価 4-3 粒子集積体を用いた誘電特性評価 4-4 種々の複合粒子構造を持つチタン酸バリウム粒子の誘電特性

5.将来MLCC対応のための新規チタン酸バリウム系材料の提案 5-1 将来MLCCにおけるチタン酸バリウムの問題点 5-2 将来MLCC対応のために必要となる誘電特性とそのための微構造提案 5-3 新規チタン酸バリウム系材料の合成およびその誘電特性 5-4 新規チタン酸バリウム系材料における問題点と今後 5-5 チタン酸バリウムセラミックスの低温合成の研究と現状 5-6 新規誘電材料における今後の展開と可能性

6. まとめ、および質疑応答