テラヘルツ波技術の基礎と産業応用可能性

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 光学技術   計測工学   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

 ★講師が有しているテラヘルツ波に関する知識の殆どを半日で集中的に伝授します!   ~テラヘルツ光源/検出方法の開発/テラヘルツ分光/イメージングの応用~※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信受講:2/7(金)~2/14(金)】での受講もお選びいただけます。

セミナー講師

名古屋大学大学院 工学研究科電子工学専攻 教授 博士(工学)川瀬 晃道 氏【ご専門】テラヘルツ波工学【受賞歴】FTT 2022 Terahertz Technology Prize

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 近年、テラヘルツ波と呼ばれる約0.3~10THz(波長1 mm~30 μm)の電磁周波数帯の光源開発とその応用開拓が急速に進んでいます。この帯域は電波と光波の中間に位置しており、電波のように紙、プラスチック、ビニール、繊維、半導体、粉体など種々の物質を透過すると共に、光波のようにレンズやミラーで空間を自在に取り回すことができます。 また、ミリ波に比べて波長が短いため、多くのイメージング用途にとって必要十分な空間分解能を有しています。さらに、ビタミンや糖、医薬品、禁止薬物などの試薬類に固有の吸収スペクトルがテラヘルツ帯で見出され、その分光応用可能性が広がりつつあります。 我々は、新型広帯域波長可変テラヘルツ光源/検出方式の開発、および、テラヘルツ分光/イメージングの応用開発を精力的に進めており、国際的に高く評価されています。それらの幅広いテラヘルツ技術と応用可能性に関して集中的に解説します。(他方、ご要望に応じて、世界的に蔓延っているテラヘルツ健康グッズの問題点についてもお答えします。)

受講対象・レベル

・あらゆる分野の方

必要な予備知識

・大学1~2年生程度の知識

習得できる知識

・テラヘルツ波技術および産業応用に関する基礎知識(川瀬が有しているテラヘルツ波に関する知識の殆どを半日で集中的に伝授します)。

セミナープログラム

1.テラヘルツ波の基礎技術  ・テラヘルツイメージング例  ・テラヘルツ波の特長  ・THz-TDS(時間領域分光法)  ・様々なテラヘルツ光源   ・黒体輻射とインチキ テラヘルツ健康グッズ  ・様々なテラヘルツ検出器  ・テラヘルツ帯の光学素子  ・メタルメッシュエタロンによる波長、線幅計測  ・ワイヤーグリッドによる偏光特性計測

2.レーザー励起テラヘルツ発生/検出 2-1 テラヘルツパラメトリック光源  ・光注入型テラヘルツパラメトリック発生器(is-TPG)  ・μチップレーザー励起テラヘルツ光源  ・新型(is-TPG)超高輝度テラヘルツ発生と検出  ・CCDを用いたテラヘルツ検出  ・テラヘルツ波増幅器 2-2 チェレンコフ型テラヘルツ光源  ・チェレンコフ型のメリット  ・差周波混合型テラヘルツ光源  ・非線形光導波路型テラヘルツ光源  ・導波路用Siプリズムカプラー  ・導波路型非線形結晶の選択基準

3.テラヘルツ分光・イメージング 3-1 安全安心への応用展開  ・液体小袋のマイクロリーク検出  ・テラヘルツ波の散乱強度による粉体検出  ・郵便物スクリーニング装置  ・薬物の透視に最適な周波数帯  ・テラヘルツ帯の分子スペクトルの特徴  ・種々の試薬類の指紋スペクトル  ・封筒や衣服などに隠匿された試薬の分光  ・is-TPGとTHz時間領域分光の検出能力比較  ・多波長発生/ワンショット分光  ・リアルタイム分光の高安定化 3-2 テラヘルツ分光/イメージングシステム  ・試薬類の主成分分析  ・混合サンプルの識別  ・TDSを用いたテラヘルツ分光イメージング  ・is-TPGを用いたテラヘルツ分光イメージング  ・テラヘルツ3D-CTシステム  ・エンジンフィルター内のススの3D-CTイメージング  ・各種製品のテラヘルツ3D-CT 3-3 テラヘルツトモグラフィによる断層画像計測  ・ファイバレーザ励起小型テラヘルツトモグラフィシステム  ・DAST結晶を用いた超短パルスTHz波発生  ・車の塗装膜等のトモグラフィー観察例

4. 種々のテラヘルツセンシング・イメージング技術  ・テラヘルツ波の干渉を用いた超高感度イメージング  ・Si導波路からのエバネッセント波を用いたセンシング  ・光によるテラヘルツ波変調の可能性  ・レーザーTHz放射顕微鏡  ・青果物の非破壊・非侵襲評価  ・植物工場における潅水の最適化  ・凍結解凍サイクルの最適化  ・ミリ波を用いた簡易計測  ・テラヘルツスキャナーによるインライン検査