チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 物理化学   応用物理一般   高分子・樹脂材料
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

~「チクソ性」を的確に評価する測定方法と制御のコツ~

■「チクソ性」とは何か、「チクソ性」「チクソトロピー」「擬塑性流動」の違いとは ■  流動性を特徴づける「チクソ性」を技術的に理解して測定・制御するには ■  塗料やインキ等の微粒子分散系を中心としたチクソ性の制御、測定 なかなか学ぶ機会、情報が無いチクソ性を基礎から把握し、実用系で役立てる 材料の流動性評価で困ったという経験がある方も是非!

 

日時

【ライブ配信】 2024年12月11日(水)13:00~16:30【アーカイブ配信】 2025年1月6日(月)まで受付(視聴期間:1/6~1/20)  受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ 

セミナー講師

千葉大学 名誉教授 工学博士 大坪 泰文 氏略歴1978年 東北大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)1978年 東北大学工学部助手1982年 千葉大学工学部助手1987年 米国 Princeton 大学招聘研究員(1988年まで)2000年 千葉大学工学部教授2015年 千葉大学定年退職(名誉教授)

セミナー受講料

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49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】11月1日からの1名申込み: 受講料 37,400円(E-Mail案内登録価格 35,640円) ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可・編集不可)

セミナー趣旨

塗料やインキの流動性を表現するために、しばしば「チクソ性」という技術用語が使われますが、このような学術用語はありません。この基となる用語は「チクソトロピー」と思われますが、両者は必ずしも同じではないため、実用上、不都合が生じることになります。本セミナーでは、まず学術的な意味と技術的な意味の違いを明確にして、物性評価として「チクソ性」を測定するためのテクニックを紹介します。工業的に「チクソ性」が重要となる材料は微粒子分散系です。液体中に分散した微粒子は、ほとんどの場合、凝集体を形成します。「チクソ性」を支配するのはせん断流動場におけるこの凝集構造の動的変化です。凝集分散系が示すチクソトロピーや擬塑性流動など複雑な粘度挙動をメカニズムに基づいて包括的に説明するとともに、「チクソ性」に関わる最近の技術動向と展望についても概説します。学問的理解を発展させ、独創的な技術として活用いただくことを目指しています。

受講対象・レベル

微粒子分散系を取り扱う技術者が対象になりますが、初心者でもわかるように粘度の基礎から説明しますので、必ずしも分散系にこだわる必要はありません。受講に際して特別の予備知識も必要ありませんが、材料の粘度測定と評価で困ったという経験があればいっそう理解が進むと思います。基礎研究、技術的応用いずれの立場でも活用いただけるように説明します。

習得できる知識

・「チクソ性」「チクソトロピー」「擬塑性流動」の違いを正しく理解することができるようになります。・「チクソ性」を的確に評価するための測定手法が習得できるようになります。・微粒子分散系の「チクソ性」をメカニズムに基づいて制御するためのコツが掴めるようになります。・チクソ性に関わる最近の技術動向を展望できるようになります。

セミナープログラム

1.粘度の基礎 1.1 ニュートン流動と非ニュートン流動  (1)せん断速度と応力  (2)粘度の定義とニュートン流動  (3)擬塑性流動  (4)ダイラタント流動  (5)降伏挙動 1.2 時間依存性流動  (1)チクソトロピー  (2)レオペクシー  (3)用語「チクソ性」と「構造粘性」の解釈  (4)履歴現象と平衡流動曲線2.チクソトロピーの測定と注意点 2.1 測定装置とその選択  (1)回転粘度計の特徴  (2)試料に対応した装置選択 2.2 測定プログラムの設定  (1)二段階せん断法とヒステリシスループ法  (2)チクソトロピー回復過程の測定3.コロイド化学の基礎と凝集分散系の非ニュートン流動 3.1 粒子間相互作用と粒子の凝集  (1)電気二重層  (2)ζ電位  (3)DLVO理論  (4)高分子による分散安定効果  (5)高分子の架橋凝集作用 3.2 通常の凝集分散系における非ニュートン流動  (1)凝集分散系の擬塑性流動  (2)三次元網目構造の形成と降伏挙動4.チクソトロピー性制御の基本概念 4.1 二粒子間相互作用とチクソトロピー 4.2 凝集の空間構造とチクソトロピー 4.3 パーコレーション理論の応用5.微粒子分散系の粘度コントロール 5.1 非凝集分散系の粘度挙動 5.2 凝集分散系の粘度コントロールに関する新技術  (1)粘度レベルと流動パターンの独立制御  (2)粒子間のベクトル的性質と粘度挙動6.微粒子分散系が示す特異な粘度挙動 6.1 異方性粒子分散系の逆チクソトロピー 6.2 ナノ粒子分散系のダイラタント流動7.チクソ性に関わる最近の動向と技術展望 7.1 官能評価とチクソ性 7.2 規格基準と粘度調整 7.3 パラメータ特許とチクソ性質疑応答