カーボンニュートラルに向けたグリーン水素の役割と早期社会実装~低コスト水素製造の実現~
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
---|---|
主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 地球温暖化対策技術 化学反応・プロセス |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
水素に関する世界動向からこれからについてと低コスト水素製造の実現に向けてについてお話します。
セミナー講師
信州大学 先鋭材料研究所 教授/株式会社X-Scientia 代表取締役 古山 通久 氏
■ご略歴2002年東京大学にて博士(工学)取得。東北大学助教、九州大学教授、物質・材料研究機構ユニット長を経て現職。九州大学では水素エネルギーシステム専攻の教育を兼担、物質・材料研究機構ではグリーン水素の低コスト化に資するシステムを公表、2019年環境・エネルギー分野における社会実装加速のため株式会社X-Scientia創業。現在の所属は以下の通り信州大学先鋭材料研究所 教授株式会社X-Scientia 代表取締役ヴェルヌクリスタル株式会社 取締役■ご専門次世代エネルギーシステムの将来設計/エネルギー関連機能材料/化学システム工学■本テーマ関連学協会でのご活動プラチナ構想ネットワーク社会実装推進委員長、化学工学会地域連携カーボンニュートラル推進委員会 副委員長など。
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
カーボンニュートラルの実現に向けて、電化では対応できない用途や長期間の蓄エネルギーの選択肢として再生可能エネルギーから製造されるグリーン水素に注目が集まっている。 本講座では、急速に変わりゆく一次エネルギーの位置づけと生まれつつある技術の動向を踏まえ、再生可能エネルギーの主力電源化のカギとなる水素の位置づけや、再生可能エネルギーからの経済合理的な水素製造を実現し早期に社会実装を実現するめの基礎について解説する。
受講対象・レベル
・水素製造の低コスト化に悩んでいる方・水素関連事業のヒントを得たい方・グリーンイノベーションを起こしたい方、その他、本テーマに興味のある方なら、どなたでも
必要な予備知識
・日本経済新聞経済教室(2021年4月9日)電力安定供給の課題(下) 脱炭素時代へ蓄エネが鍵https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=011&ng=DGKKZO70811500Y1A400C2KE8000・環境ビジネスオンライン動画シリーズ「脱炭素時代のエネルギー~グリーン水素の位置づけと動向~」https://www.kankyo-business.jp/column/028766.php
習得できる知識
・カーボンニュートラルに向けた潮流・再生可能エネルギーが主力電源となるパラダイムの下でのエネルギーの考え方・水素エネルギーの基礎知識・再生可能エネルギーからの安価な水素製造を実現するための思考法
セミナープログラム
1.カーボンニュートラルに向けた水素の役割と潮流 (1) グリーントランスフォーメーションへの社会の要請~DXから学ぶ~ (2) 水素と地政学 (3) 再生可能エネルギーの世界の導入動向 (4) 再生可能エネルギーの国内の導入動向と2050年 (5) 再生可能エネルギーの国内のコスト動向 (6) 2030年のエネルギーのパラダイム (7) 水素に関する世界の政策動向 ・EUの水素戦略 ・米国の水素戦略 ・中国の水素戦略 ・日本の水素戦略 (8) 水素関連技術の国内外の普及状況 ・日本の普及状況 ・中国の普及状況 ・カリルフォルニアの普及状況 ・欧州の普及状況 ・韓国の普及状況 (9) 水素・燃料電池戦略ロードマップと導入実績から見るこれから(10) 用途ごとの水素の重要度~Hydrogen Ladder~2.再生可能エネルギーからの水素製造とその課題 (1) 国内エネルギー消費と水素の役割~日本の脱炭素の方向性~ (2) 水素の製造方法とグリーン水素 ・水蒸気改質による化石資源からの水素製造 ・再生可能エネルギーからの水素製造 ・CO2回収及び貯蓄と組み合わせる化学資源からの水素製造 ・熱分電解によると組み合わせる天然ガスからの水素製造 ・原子力エネルギーからの水素製造 (3) 水素のバリューチェーンとエネルギー安全保障 ・つくる、ためる、はこぶ、つかう水素を利用できるまでの製造工程 ・企業や自治体における実践例 ・エネルギー安全保障の視点 (4) 水素の輸送と貯蔵~エネルギーキャリア選択の視点 ・主要代表的なエネルギーキャリアとその特性性能 アンモニア、ジメチルエーテル(DME)、メチルシクロヘキサン(MCH)、液化水素など ・代表的なエネルギーキャリアの法規制 (5) 事業性成立の阻害因子 (6) 水素ステーションの原価から見る阻害因子の具体例 (7) 水素製造の原価から見る阻害因子の具体例3.低コスト水素製造の実現に向けた視点~ビジネスを成功させるヒント~ (1) 再生可能エネルギーからの水素製造の経済性 (2) 設備投資により低コスト化を実現する視点 (3) テスラモーターズ・BYDの考え方に学ぶ (4) 視点をずらすことの重要性と事例~正攻法が良いとは限らない~ ・「and化」の視点(例:蓄電池or水素→蓄電池and水素) ・先行事例や失敗事例 ・付加価値から考える ・既存軸で戦わない (5) 未来を考える視点
■講演中のキーワードグリーン水素製造の基礎から社会実装の課題まで~再生可能エネルギーからの経済合理的な水素製造~