MOFの構造・特徴・作製方法と今後の応用可能性~フィルム上へのMOF薄膜作製、複合化による新規材料創製~
開催日 | 13:00 ~ 17:00 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | ナノ構造化学 化学反応・プロセス 薄膜、表面、界面技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
・MOFの合成法がわかる。・フィルム上にMOF薄膜を作製する方法も!
セミナー講師
甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命化学科 准教授 博士(理学) 鶴岡 孝章 氏
■ご略歴2003年3月 甲南大学理学部 応用化学科 卒業2005年3月 甲南大学大学院 自然科学研究科 化学専攻 修了2005年4月 日本学術振興会特別研究員(DC1)2008年3月 甲南大学大学院 自然科学研究科 生命・機能科学専攻 修了 博士(理学)2008年4月 科学技術振興機構ERATO北川統合細孔プロジェクト 研究員2009年4月 甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命化学科 講師2018年4月 甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命化学科 准教授
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF)は、均一な細孔構造や大きな表面積をもつ多孔性材料であり、ガス分離・貯蔵、触媒、ドラッグデリバリーなど多岐にわたる分野への応用展開が期待されています。このMOFにおける最大の特徴は、金属イオンと有機配位子の組み合わせ、ならびに合成法を適切に選択することにより様々な細孔構造を作製することが可能であるため、その機能を合理的に設計できるという点にあります。 本セミナーでは一般的なMOF合成法を解説するとともに、金属ナノ粒子などとの複合化やMOF薄膜作製法などについて解説します。
受講対象・レベル
・MOF/PCP等の多孔性材料の研究開発に従事している方・エネルギー貯蔵材料、フィルタ・分離材料等の研究開発に取り組む方 等
セミナープログラム
1.金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF)とは 1.1 MOFとは ―構造と特徴― 1.2 多孔性材料におけるMOFの優位性 1.3 MOFの合成原理 ―規則正しく物質を配列させるための工夫― 1.4 MOFの合成手法 1.4.1 水熱合成法 1.4.2 拡散法 1.4.3 マイクロウェーブ合成法2.MOFの応用展開 2.1 ガス吸着・分離 2.1.1 細孔サイズを利用したガス分離 2.1.2 オープンメタルサイトを利用したガス吸着・分離 2.1.3 MOFの構造転移を利用したガス吸着・分離 2.2 有機反応における触媒 2.3 ドラッグデリバリーシステムにおけるキャリア3.MOFと機能性材料との複合化 3.1 複合化における利点 3.2 複合化の一例 ―金属ナノ粒子/MOFナノ複合体― 3.3 複合化の方法 3.3.1 MOF内での金属ナノ粒子形成 3.3.2 金属ナノ粒子表面上でのMOF形成4.MOF薄膜の作製と今後の課題 4.1 なぜMOFを薄膜化するのか ―MOF膜を利用した膜分離システムの構築― 4.2 MOF・ポリマー混合マトリクス膜 4.3 MOF薄膜の作製 4.3.1 支持基板へのMOF結晶の転写 4.3.2 交互積層法を利用したMOF膜形成 4.3.3 レプリカ反応によるMOF膜形成 4.3.4 金属イオン担持基板を利用したMOF膜形成 4.4 MOF薄膜における課題5.将来展望<質疑応答>