固体酸化物形燃料電池/水蒸気電解(SOFC/EC)の基礎と課題、最新動向
開催日 | 13:00 ~ 16:00 |
---|---|
主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 電気化学 化学反応・プロセス 地球温暖化対策技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
★クリーンエネルギー社会に向けた効率的な発電と水素製造技術として注目される「SOFC/SOEC」について、基礎から最新動向、材料課題、将来のエネルギー システムへの応用まで解説する!※Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。
セミナー講師
九州大学 次世代燃料電池産学連携研究センター 教授 博士(工学) 谷口 俊輔 氏【ご専門】燃料電池【ご活躍】1990年4月~2006年3月 三洋電機で固体酸化物形燃料電池(SOFC)、固体高分子形燃料電池(PEFC)の研究開発に従事2007年4月~2010年4月 サムスンSDIでSOFCの調査、研究企画に従事2010年5月~現在 九州大学でSOFCの研究開発に従事
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、 2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますことご了承下さい。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
SOFCは高温作動の電気化学デバイスであり、水素や炭化水素燃料から直接電気を取り出すことができ、高効率発電が可能となります。家庭用(1 kW未満)などの小さな出力規模でも高い効率が出せることから、分散形の発電システムに適しています。また、発電とは逆向きに電力を投入するSOECモードでは、水素製造やCO2分解が可能であり、今後求められる化石燃料の高効率利用、再生可能エネルギー活用の拡大、炭素循環のための中核技術であると言えます。 SOFCはすでに一部用途で実用化されているものの、大量に普及させるためには構成材料に関する課題も多く、さらに最近検討されているSOECではさらに高い性能が求められるため、これからの開発が重要となります。 本セミナーでは、SOFC/ECの基礎、開発動向、現状技術と課題、今後の求められる開発方向と、新規材料開発の例を解説します。
受講対象・レベル
・SOFC/ECの研究・開発に関心がある方。・ステンレス材料メーカー、セラミックスメーカーなど、SOFC/ECの構成部材を開発する可能性のある企業の技術者、研究者の方。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・SOFC/ECの将来普及イメージ、開発方向性が理解できる。・SOFC/ECの構成材料に対する要求、材料設計の考え方が理解できる。
セミナープログラム
1.SOFC/SOECの基礎 1-1. 作動原理、発電効率の理解 1-2. 高効率化はどこまで可能か 1-3. 国内外における開発動向と普及に向けた課題
2.様々なセル構造とスタック構造 2-1. セルとスタック構造の基礎 2-2. 構造を制約する因子と設計における留意点 2-3. これまでの開発の流れとメタルサポートSOFC 2-4. 今後の開発の方向性 3.SOFC/SOEC構成材料と課題、解決方向 3-1. 電解質、電極材料と作動温度低温化 3-2. 発電反応(過電圧)により起こる電極の劣化現象 3-3. 燃料中や空気中の不純物はどの程度に抑える必要があるか 3-4. 金属部材(ステンレス鋼)の選定と必要な対策 3-5. SOFC/SOEC材料の研究開発動向 3-6. 低コストと耐久性の両立のために 3-7. 新規材料開発の現状と今後 (1) 酸化・還元に強い燃料極材料 (2) 低温作動化に必要な高活性空気極材料 (3) 高水蒸気分圧でも使用可能な高耐久FeCrAl合金
4.SOFC/SOECを活用した将来のエネルギーシステム 4-1. 石炭などの化石燃料活用の必要性 4-2. 脱炭素社会への貢献のために 4-3. 電気自動車とはどのように共存するか 4-4. 将来社会イメージ
【質疑応答】
キーワード:SOFC,SOEC,固体酸化物形,燃料電池,電解セル,電解槽,エネルギー,セミナー