アニオン交換膜(AEM)を用いた水電解技術~水電解による水素製造の基礎と最新動向~

41,800 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 17:00 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 電気化学   化学反応・プロセス   地球温暖化対策技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

AEM水電解装置の原理、特徴から最新の開発動向までを紹介し、その可能性と限界を詳しく解説します。

セミナー講師

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター研究チーム長 博士(エネルギー科学)  伊藤 博 氏

■ご略歴1993年4月工業技術院機械技術研究所(現産業技術総合研究所)入所。入所以来電気化学的エネルギー変換装置の開発に従事。2014年頃よりアニオン交換膜水電解装置開発に従事。■ご専門エネルギー変換工学/水素エネルギー/水電解装置の開発

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  製造過程において温室効果ガスの排出を伴わないいわゆる「グリーン水素」の導入拡大が世界的な課題となっている。グリーン水素の現実的製造方法は「水電解」であると考えられ、その場合利用する電力価格に加えて水電解装置の性能とコストがグリーン水素の価格決定の大きな因子になることは明らかである。よって世界各国で低コスト・高性能水電解技術の開発が精力的に行われているところである。アニオン交換膜(AEM)水電解は比較的最近開発が始まった技術であるが、従来の水電解装置に比べても低コスト・高性能実現の大きなポテンシャルを有する。本講座では、従来の水電解技術と比較する形でAEM水電解装置の原理、特徴から最新の開発動向までを紹介し、その可能性と限界を詳述する。

受講対象・レベル

・再生可能エネルギー全般に興味がある方・水素エネルギー全般に興味がある方。・水電解事業に携わる方

習得できる知識

・グリーン水素を取り巻く最新動向・水電解技術全般の基礎知識・水電解技術の最新技術動向・アニオン交換膜水電解技術開発の最新動向

セミナープログラム

1. 背景 ~カーボンニュ-トラルと水素~  1) グリーン水素を取り巻く最新状況  2) グリーン水素需要見通し  3) グリーン水素製造プロジェクト2. 水電解技術の基礎  1) 水電解技術の背景と基礎    a) 水電解の歴史    b) 食塩電解(ソーダ工業)技術の歴史  2) 各水電解技術の概要説明    a) アルカリ水電解    b) プロトン交換膜(PEM)水電解    c) 固体酸化物水電解(SOEC)    d) アニオン交換膜(AEM)水電解3. 周辺技術の紹介  1) プロトン交換膜燃料電池(PEMFC)  2) アニオン交換膜燃料電池(AEMFC)4. アニオン交換膜(AEM)水電解技術の詳細  1) AEM水電解装置の原理と特徴  2) AEM水電解装置開発の歴史  3) AEM水電解技術の開発状況    a) 電解質膜(AEM)    b) 電極触媒    c) 電極構造  4) AEM水電解システムと運転方法    a) 電解液供給方法とシステム構成    b) 加圧運転5. アニオン交換膜(AEM)水電解製造コスト  1) AEM水電解システムのコスト試算  2) プロトン交換膜水電解システムとのコスト比較  3) 水素製造コスト試算6. アニオン交換膜(AEM)水電解企業開発動向  1) エナプター社の概要と開発動向  2) 海外のAEM水電解装置開発動向