微生物燃料電池の構造と研究開発の現状がわかる!
セミナー趣旨
微生物電気化学技術とは電気化学活性微生物を用いたバイオテクノロジーで、バイオマス廃棄物からのクリーンエネルギー(電力や水素)の生産、空気などを原料とした有用物質生産、などを可能にすると期待されています。微生物電気化学技術の研究開発には、微生物学、電気化学、材料工学、プロセス工学など、多様な学問領域の知識や技術が必要となります。本講座では、今までになされてきた研究開発を網羅し、今後の課題についてみなさんと議論したいと思います。
受講対象・レベル
企業の研究開発担当者、新事業企画の担当者
習得できる知識
・微生物電気化学技術に関する基礎知識、微生物燃料電池の原理やメカニズム、
・関連技術(微生物電気分解、電気制御発酵、など)に関する情報、社会実証する上での課題
セミナープログラム
1.微生物のエネルギー代謝の基礎
1)微生物電気化学技術
2)電気化学活性微生物
3)生物のエネルギー獲得メカニズム
4)細胞外電子伝達系
5)電気共生
2.微生物燃料電池の構造と研究開発の現状
1)装置の形状
2)評価方法
3)アノード
4)カソード
5)電解液など
3.微生物燃料電池の応用
1)小型電源
2)田んぼ発電
3)バイオマス発電
4)廃水処理
4.他の微生物電気化学技術
1)微生物電気分解
2)微生物電気合成
3)電気制御発酵
4)電気遺伝学
5.微生物電気化学技術を社会実証する上での課題とそれを解決するための研究
6.質問、ディスカッション、情報交換など
セミナー講師
東京薬科大学 生命科学部 応用生命科学科 教授 理学博士 渡邉 一哉 氏
■ご略歴
東京工業大学理工学研究科修士課程修了、金沢大学にて学位(理学博士)取得、東燃株式会社、
海洋バイオテクノロジー研究所、JST ERATO橋本光エネルギー変換システムプロジェクト(微生物グループリーダー)、
東京大学先端科学技術研究センター(特任准教授)を経て、東京薬科大学生命科学部生命エネルギー工学研究室教授
■ご専門
応用微生物学、メタン発酵、バイオレメディエーション、微生物燃料電池
微生物生態解析
■本テーマ関連学協会でのご活動
日本農芸化学会、日本微生物生態学会の会員
International Society for Microbial Electrochemistry and Technology Fellow
FEMS Microbial Ecology Editorial board
Environmental Microbiology Editorial board
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
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