インク・ペースト設計、スキージ速度、スクリーン製版工程、、、 
生産性・高品質性を左右するファクター/パラメータを徹底解説!

セミナープログラム

【10:30-12:00 】
1.印刷法に適用した銅ナノインクの設計と用途検討の解説
  石原ケミカル(株) 第三研究部 部長 博士(理学) 有村 英俊 氏  

【講座趣旨】
近年、金属粒子を分散した導電性インクの中で、銅ナノインクが、コスト面、性能面からも注目されている。銅ナノ粒子は、室温大気下で容易に酸化することから、非常に活性で取り扱いが難しく、焼成方法を工夫する必要がある。本講演では銅ナノ粒子に焦点を当てて、各印刷法に適用したインクについて具体的な検討事例を含めて、その特長を解説する。

1.プリンテッド・エレクトロニクス (PE)
 1.1 従来法と印刷法の特長
 1.2 PEの実用例
 1.3 導電性インクの特長と課題

2.銅ナノインクの焼成
 2.1 ナノ粒子の焼結を理解する
 2.2 銅ナノインクの焼成
 2.3 光焼成について

3.PEにおける印刷方法
 3.1 各種印刷法と印刷例
 3.2 銅ナノインクを用いたRFタグ製造プロセスの検討

4.銅ナノインクとめっきを利用した回路形成
 4.1 めっきシード層としての銅ナノインクの利用
 4.2 試験結果

5.スクリーン印刷
 5.1 スクリーン印刷の特長
 5.2 スクリーン印刷用ペーストの特長
 5.3 ギ酸雰囲気焼成による導体化と皮膜物性

6.銅接合材料
 6.1 加圧型銅接合材
 6.2 接合材の特長と接合試験

【質疑応答】



【12:50-14:20】
2.粘度・粘弾性測定によるスクリーン印刷用インクの塗工性、分散性評価 
  (株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニット キャラクタリゼーション マネージャー 宮本 圭介 氏

【習得できる知識】
 粘度測定、粘弾性測定、レオロジー測定、レオロジー変数の導き方、塗工性能の評価方法、塗工不良の解決策、インクの凝集、解砕、安定性など分散特性の評価方法など

【講座趣旨】
  スクリーン印刷における様々な塗工不良を解決するには、インクの粘度特性だけでなく、弾性特性つまり粘弾性特性の評価が必須です。本講座ではレオロジー測定の基本原理を紹介し、印刷時のかすれ、にじみ、タレ、版離れの良し悪しなどの塗工性能の評価方法、塗工性の向上に必要なインク中の粒子の分散特性(凝集、解砕、安定性)の評価方法を習得します。

1.粘弾性測定とは
 1.1 粘弾性・レオロジーとは ~身近に存在する粘弾性物質~
 1.2 粘弾性体とは  ~粘性体、粘弾性体、固体~
 1.3 各産業分野における粘度・粘弾性測定の活用例
   ~塗料、工業材料、化粧品、食品、医薬品~

2.粘弾性測定の基礎
 2.1 粘度測定とは? ~回転粘度計による粘度測定方法とその課題~
 2.2 粘弾性測定とは ~回転測定と振動測定~

3.回転(静的)測定の概要
 3.1 回転測定の概要  ~レオロジー変数の導き方~
 3.2 回転測定例 
  (1) ニュートン流動現象 ~粘度が回転によらず一定値~
  (2) シアシックニング現象 ~粘度が回転と共に増大~
  (3) シアシニング現象 ~粘度が回転と共に減少~

4.スクリーン印刷用インクの塗工性能の評価
 4.1 塗工性能の評価 ~塗工不良と課題~
 4.2 印刷時の塗工性能の評価 ~タレ、かすれ、抜け、版離れの良し悪し~

4.振動(動的)測定の概要
 4.1 振動測定の概要 ~レオロジー変数の導き方~
 4.2 各種振動測定の概要 
  (1) 周波数分散測定 ~振動周期を変化~
  (2) ひずみ分散測定 ~振幅を変化~
  (3) 温度分散測定 ~温度を変化~ 

5.スクリーン印刷用インクの分散特性の評価
 5.1 インクの安定性 ~粒子の長期分散安定性の評価~
 5.2 インクの凝集性 ~粘度調整剤添加による分散性の変化~
 5.3 インクの乾燥過程 ~塗布後のインクの乾燥過程の評価~

6.まとめ

【質疑応答】



【14:30-16:00】
3.プリンテッドエレクトロニクス市場における印刷最新技術動向
  (株)セリアコーポシーション  PE事業化推進本部 プロジェクトリーダー  小林 大介 氏

1.今プリンテッドエレクトロニクス市場で何が起こっているのか
 1.1 プロセス装置メーカーとしてマーケティング情報
 1.2 プリンテッドエレクトロニクス新事業とマーケットの方向性 
  1) IoTセンサー電極印刷
  2) OPV/PSCへの印刷技術展開
  3) 半導体パッケージ実装技術提案

2.印刷のメカニズム
 2.1 そもそもスクリーン印刷とは 及びその課題
  1) 版離れ性
  2) 連続印刷安定性
 2.2 最新のプリンテッドエレクトロニクス印刷と展開 R2Rなど
  1) ギャップレス印刷R2R
  2) ギャップレス印刷P_aP

【質疑応答】

セミナー講師

1. 石原ケミカル(株) 第三研究部 部長 博士(理学) 有村 英俊 氏 
2.(株)アントンパール・ジャパン ビジネスユニット キャラクタリゼーション マネージャー 宮本 圭介 氏
3. (株)セリアコーポシーション  PE事業化推進本部 プロジェクトリーダー  小林 大介 氏

セミナー受講料

  1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

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開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

生産工学   印刷技術   電子デバイス・部品

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