化粧品設計開発のためのレオロジーの基礎知識と実践的評価手法
開催日 | 12:30 ~ 16:30 |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 化粧品・医薬部外品技術 応用物理一般 物理化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
★サイコレオロジー(触感、使用感、質感)における測定の基本と留意点☆豊富な化粧品企業での経験をお持ちの講師が、ノウハウを用いて解説いたします!※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。 【アーカイブ配信:3/25~4/3(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー講師
技術コンサルタント 金井 宏行 氏 【元 花王(株)】【専門】分散系のレオロジー、サイコレオロジー【略歴】1980年 東京大学工学部合成化学科 卒業1982年 東京大学工学系研究科合成化学専門課程 修了1982年 花王(株) 入社1985年~1986年 ミネソタ大学化学工学科1990年~1993年 千葉大学自然科学研究科2021年 花王(株) 退社
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、 2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますことご了承下さい。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
化粧品・香粧品製剤のレオロジー特性は、製剤の組成・設計、製造プロセスにより、また保存条件等によっても、変化します。 レオロジー特性は製品の感触、質感、ユーザビリティーを左右しますので、レオロジー特性を適切に計測、把握することは、感触やユーザビリティーの設計・調整の際には有用となるはずです。 しかし、例えば、多少とも計測はしてみたが、分散系のレオロジーは解釈ができない、サイコレオロジーは当てにならない、などの理由から諦め、そのままにしていることもあるかもしれません。実際、開発に必要となる評価の手法・考え方と、教科書的なレオロジーの知識との間には、多少のギャップがあります。 本セミナーでは、レオロジーの基礎知識の解説に加えて、特に化粧品開発において課題にすることが多いと思われる、分散系のレオロジー(安定性、外観、可用性など)、サイコレオロジー(触感、使用感、質感)に関して、そこでのレオロジー活用の勘所となるような知識・事柄についても、実例に基づいて説明します。
習得できる知識
〇 レオロジー計測の基礎知識(化粧品開発者に身近な題材に関連して)〇 分散系のレオロジーと凝集構造の関係の捉え方〇 サイコレオロジー(触感、使用感、質感)における測定の基本と留意点〇 製剤評価に適した測定手法の選択(考え方)
セミナープログラム
1. はじめに 1.1 製品開発の現場でのレオロジー的課題とは
2. 粘弾性モデルとレオロジー 2.1 レオロジー測定の基本 2.2 粘弾性体のモデルとレオロジー特性 ・ 緩和弾性率と粘弾性体のモデル ・ 定常流急発進と粘弾性体のモデル ・ 動的粘弾性と粘弾性体のモデル 2.3 ラメラ基剤のレオロジーとラメラ構造の関係 ・ 化粧品基剤とレオロジー ・ ラメラ基剤の構造とせん断下における変化 ・ ラメラ基剤の構造変化の動的粘弾性からの予測 ・ ラメラ基剤の構造の緩和弾性率からの推定
3. 分散系のレオロジー 3.1 分散系レオロジーの分かりにくさ:非単調性 3.2 分散系レオロジーの基礎 ・ チキソトロピーと粘度変化の方向性 ・ リキッドファンデーションの(正の)チキソトロピー ・ (正の)チキソトロピーとそのモデル 3.3 凝集構造のモデル ・ リキッドファンデーションにおける負のチキソトロピー ・ 負のチキソトロピーとそのモデル ・ ステップシェアレート試験とステップストレイン試験 ・ 分散系のパーコレーションモデル ・ 分散系のフロックモデルとネットワークモデル 3.4 正負のチキソトロピーと正負のレオペキシー ・ 分散系レオロジーの非単調性の理由:正負チキソトロピーの同時発現 ・ クラスターダイレーションのイメージ ・ 分散系レオロジーにおけるフロックモデルの展開 ・ 構造の解明と検証は続く
4. サイコレオロジー 4.1 化粧品・スキンケア製品の感触における「べたつき」の重要性 ・ サイコレオロジーに期待されること ・ 20世紀におけるサイコレオロジー:残された課題 4.2 サイコレオロジーの基本 ・ サイコレオロジーと因果関係 ・ 擬似相関と擬似サイコレオロジー ・ サイコレオロジーの要件 4.3 べたつきの定量評価 ・ べたつき性の計測手法 ・ ファンデーションのべたつき性の定量評価 ・ 化粧水のべたつきの定量評価 ・ 化粧水のべたつきと肌上の電解質の影響の評価 ・ 乳液のべたつきの定量評価 ・ 化粧水と乳液におけるべたつきタイミングの違いとは 4.4 泡のクリーミーさの定量化 ・ 泡粘度の計測手法 ・ 求める密度の泡を作成する手順 ・ 泡立て試験と泡密度測定 ・ 泡の作成と泡粘度測定 ・ 泡粘度と泡のクリーミーさの関係 4.5 泡の触感と質感の間の関係性 4.6 今後の展望 ・ サイコレオロジーとサイコトライボロジー ・ 肌の上のより広範な物理現象と感触の因果構造の解析へ
【質疑応答】
キーワード:化粧品,処方設計,開発,使用感,官能評価,講習会,PMDA,研修,セミナー