高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 高分子・樹脂材料 医薬品・医療機器・化粧品等規制 安全規格 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のPCで受講できます。 【アーカイブ配信(期間:5/23~5/30)】での受講もお選びいただけます。
セミナー講師
川辺高分子研究所 代表 工学博士 川辺 正直 氏<専門> 精密重合・高分子合成、樹脂改質材・低誘電材料・難燃材料・光学材料・コンパウンド<職歴> 2024年4月~現在 川辺高分子研究所 代表 2001年4月~2024年3月 新日鐵化学(株)機能材料研究所 主幹研究員 新日鉄住金化学(株)機能材料研究所 主幹研究員(2012.10.1より) 新日鉄住金化学(株)総合研究所 主幹研究員(2014.4.1より) 日鉄ケミカル&マテリアル(株)総合研究所 テーマリーダー(2018.4.1より) 1.立体規則性が制御されたスチレン系新規機能性ポリマーの合成 2.ジビニル化合物の精密重合による新規多官能多分岐高分子(PDVB)の開発 3.PDVBを用いた高機能光学材料の開発 4.高周波基板向け芳香族ビニル系高耐熱・低誘電損失樹脂の開発 5.樹脂改質剤向け末端官能基変性分岐型高分子の開発 1997年1月~2001年3月 (財)化学技術戦略推進機構 精密重合集中共同研究体 研究員 ※NEDO 独創的高機能材料創製技術プロジェクト 1.スチレン系モノマーの立体規則性リビング重合技術の開発 2.立体規則性スチレン系ポリマーの高機能化の研究 1993年4月~1996年12月 新日鐵化学(株)高分子研究所 研究員 1.ポリスチレン系ノンハロゲン難燃コンパウンドの開発 1990年12月~1993年3月 新日鐵化学(株)商品開発センター 研究員 1.PC系コンパウンドの開発 1984年7月~1990年11月 新日本製鐵(株)先端技術研究所 化学研究センター 研究員 1.末端反応性ポリスチレンの合成 2.液晶性ポリエステルカーボネートの合成・構造・物性 1981年7月~1984年6月 新日鐵化学(株)技術室 1.ポリスチレン製造設備能力増強工事 2.ポリスチレン製造設備技術検討
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合44,000円、 2名同時申込の場合計110,000円(2人目無料:55,000円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
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- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
難燃化された高分子材料は、家電製品、OA機器、電子材料、建築材料、車両材料、繊維など幅広い分野で使用されており、用途、規格等に応じて、様々な難燃剤が使用された多様な難燃高分子材料が開発されている。 本セミナーでは、難燃剤をめぐる各種の規制動向、難燃規格と難燃性評価方法、高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム、難燃化の際の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応等の難燃高分子の実際技術、並びに、環境対応型難燃化技術の最近の動向について概説する。
受講対象・レベル
樹脂、電気電子機器、建築、繊維、接着剤等の製造及び成形加工に関わる会社の生産技術、研究開発、技術サポート、営業に携わる方(初心者から中級者まで)
習得できる知識
・火災と難燃規格・難燃剤に関連した国内外の規制動向・高分子材料の燃焼メカニズム・各種難燃剤の難燃メカニズム・高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術・主要な難燃性評価方法・ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術・環境対応型難燃化技術の最近の動向
セミナープログラム
1.高分子材料の燃焼と難燃化の考え方、評価方法、規制 1.1 難燃材料が必要とされる背景 1.2 樹脂難燃化と難燃規格の歴史と規制、 1.3 難燃剤の種類と市場 1.4 難燃剤に関連した国内外の規制動向 1.5 燃焼の基本要素、ポリマーの構造因子と燃焼性、及び、その燃焼メカニズム 1.6 難燃剤の種類とその難燃機構 ・ハロゲン系難燃剤 ・リン系難燃剤 ・窒素系難燃剤及びインツメッセント系難燃剤 ・金属水酸化物系難燃剤 1.7 樹脂の難燃性評価方法 ・UL94試験 ・酸素指数試験 ・コーンカロリー試験 1.8 高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術 ・ポリエチレン ・ポリエチレンテレフタレート ・ポリカーボネート樹脂 ・ポリアミド樹脂 ・エポキシ樹脂 ・ポリフェニレンエーテル樹脂
2.ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術と成形不良対策 2.1 ポリスチレン系ノンハロゲン難燃材料の処方設計と特性 ・ノンハロゲン難燃処方設計 ・ノンハロゲン難燃材料の特性制御 2.2 難燃材料の成形不良現象とその対策 ・ノンハロゲン難燃材料の成形不良現象 ・成形不良現象の原因とその対策 2.3 高周波基板用低誘電損失樹脂の開発とその難燃化技術 ・高速・高周波基板用材料に対する要求特性と技術トレンド ・精密カチオン重合による可溶性硬化型分岐ポリマーの合成 ・可溶性硬化型分岐ポリマーによる高周波基板向け低誘電材料の開発 ・ナノコンポジット系ノンハロゲン難燃化技術による低誘電フィルム材料の開発
3.環境対応型難燃化技術の最近の動向と今後の展望 ・低誘電フィルム材料 ・グリーン難燃剤・難燃助剤 ・今後の展望
≪質疑応答≫
キーワード:難燃化,難燃剤,樹脂,ポリマー,プラスチック,ハロゲン,規制,講座,講義,セミナー