令和７年度労働安全コンサルタント試験合格のポイント（大阪）

セミナー趣旨

労働安全コンサルタントは，労働安全衛生法第81条で「労働安全コンサルタントの名称を用いて，他人の求めに応じ報酬を得て，労働者の安全水準の向上を図るため，事業場の安全についての診断及びこれに基づく指導を行うことを業とする。」と定められている権威ある国家資格です。この診断とは，当該事業場の安全管理体制，生産設備，労働災害発生状況などの調査と事業場のトップ，管理・監督者，スタッフなどとの接触から，事業場の安全水準を向上させるため，改善を必要とする事項を把握，判断することと言えます。

また，これに基づく指導とは，考えた改善事項の実行支援をすることの他，教育，講演，相談なども含まれると考えられます。ということで，労働安全コンサルタントの業務は，事業場の安全水準を向上させるため，事業場の安全改善計画の策定，労働安全マネジメントシステムやリスクアセスメントなどの指導，支援や階層別安全衛生教育など広範囲で，かつ本質安全化では専門的技術も求められるようになっています。

従来，労働安全コンサルタントは主に建設業・製造業などを対象に活動していましたが，近年では転倒災害など労働者の作業行動に起因する労働災害も増えていることからその活躍の場は小売業や第三次産業などにも広がっており，行政からも労働安全コンサルタントの活用が勧奨されるケースが出ています。

本セミナーでは，このように社会からもニーズが高まっている労働安全コンサルタントになる本資格試験を受験される方をはじめ，会社で間接的にでも労働安全に関わり労働安全コンサルタントに興味がある方などを対象に，労働安全コンサルタントの実際の業務などを具体的にご紹介すると共に，安全診断や指導で求められる労働安全コンサルタントとしての能力・資質が試される試験の概要や試験に合格できるポイントを，分かり易く解説します。労働安全コンサルタントになって持てる経験，技術を活かしたいという方は，是非ご参加下さい。

セミナープログラム

１．労働安全コンサルタントの概要

1.1 労働安全コンサルタントとは

1.2 労働安全コンサルタントの職務

1.3 「本質安全化」とは

1.4 労働安全コンサルタントの活躍の場

1.5 労働安全コンサルタントに求められる資質と能力

２．労働安全コンサルタント試験制度の概要

2.1 試験の流れ

2.2 受験資格

2.3 試験合格後の登録手続き

３．労働安全コンサルタント試験について

3.1 筆記試験

3.2 口述試験

４．受験対策

4.1 筆記試験対策

　1）方針

　2）教材

　3）学習方法

　4）学習スケジュール

4.2 口述試験対策

　1）心がまえ

　2）試験対策

５．まとめ

◎　質疑応答

セミナー講師

竹内 春樹 氏
TAKE技術士事務所所長
技術士（機械部門）
労働安全コンサルタント

略歴
技術士（機械部門）、労働安全コンサルタント（機械安全）、安全管理者選任時研修講師。
昭和52年東京都立大学（現：首都大学東京）工学部機械工学科修了し、NKK日本鋼管(株)（現：JFEエンジニアリング(株)）入社。
プレスブレーキ、シャーリングマシン、油圧プレス等金属加工機械や鍛圧機械設備、自動車・家電等製造メーカ向け各種FA（ファクトリーオートメーション）及びスタッカクレーンを核とする物流機械設備等の計画、設計、開発、工事監理に携わる。
また、機械式立体駐車場・駐輪場の計画、商品開発も手掛けその普及及び部品製造工場の各種改善指導に努める。
専門領域は、機械設計、生産性向上、品質改善、本質安全化、プロジェクトマネジメント及び事業場の安全診断・改善指導等で、日本技術士会会員、労働安全コンサルタントとして、各種機械設備の技術監理、品質、安全に関する社会貢献活動を積極的に展開しており、機械設計、機械安全、労働安全マネジメントシステム等の講師も務めている。

セミナー受講料

25,000円（消費税込）テキスト代を含みます。