ロバスト設計(パラメータ設計)の基礎と実践ノウハウ
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | パラメータ設計(ロバスト設計) 品質工学(タグチメソッド)総合 直交表 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
様々なノイズに強い設計最適化手法『ロバスト設計』に
特化したセミナー!
品質工学・ロバスト設計の基礎からロバスト性評価、直交表の使い方、
そして具体的なロバスト設計の手順・結果の解釈までを詳解
講師
庄司技術士事務所 代表 庄司 尚史 先生
講師紹介
■ご略歴:
1981年4月 精密機械メーカー入社
業務:コピー機の画像形成技術開発、カラープリンタの商品開発など
1989年1月 事務機メーカー入社
業務:コピー機・プリンタの画像形成技術・商品開発
品質工学の推進と開発支援、開発プロセス改革など
2015年8月 庄司技術士事務所開設
業務:中小企業の技術支援、産学連携推進、特許出願支援
品質工学教育、構想設計教育など
■ご専門および得意な分野・研究:
・プリンタ・コピー機の画像形成技術(電子写真プロセス)
・品質工学、開発プロセス改革
■本テーマ関連学協会でのご活動:
品質工学会での研究発表、論文発表など
受講料
1名43,000円 + 税、(資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき33,000円 + 税
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー開催にあたって
■はじめに:
製品開発中に品質上のトラブルが発生したり、量産後に市場問題が起こると、
その対策に多くの時間やコストが費やされ、企業の業績に影響します。
個別の再発防止策は重要ですが、未知の問題には対応しきれません。
技術やシステムが新しくなると次々に新たな問題が発生し、対策のための作業量が増大していきます。
個々の問題対策の前に、開発・設計段階で製品というシステムをトラブルが
起こりにくい頑健な(ロバストな)体質にすることが重要です。
品質工学に基づくロバスト設計(パラメータ設計)はその実現のための実践的な方法論を提供します。
本講座では、開発実務で役立つ品質工学を習得していただくことを目的にしています。
そのため、ロバスト設計という分野を中心に、その基本概念、方法論、実務への適用方法を解説します。
■受講対象者:
・製品開発で慢性的なトラブル対策に悩んでいる開発担当者または管理者
・ロバスト設計を開発・設計業務に取り入れたいと考えている開発担当者または管理者
・かつて品質工学を実践したが結果に納得できなかった方
■必要な予備知識:
特に予備知識は必要ありません。
■本セミナーで習得できること(一例):
・品質工学の考え方と基礎知識
・ロバスト設計の原則と基本手順
セミナー内容
1.はじめに
2.製品開発におけるトラブル対策
1)製品開発の流れ
2)代表的なトラブル対策方法
a)原因解明と対策の実施
b)FTAとFMEA
3)ロバスト設計
4)品質工学とは
3.システム(技術、製品)とそれに関わる様々な因子
1)システムの機能:目的機能と基本機能
2)システムを構成する因子:制御因子
3)システムの外部の因子:信号因子、誤差因子
4.ロバスト設計(パラメータ設計)の概要
1)不具合はなぜ起こるか
a)機能の乱れ
b)その他の現象
2)誤差因子の種類
a)外乱(外部環境、ユーザー使用条件など)
b)内乱(部品劣化など)
c)部品のばらつき(製造起因)
3)誤差因子の影響の最小化
5.ロバスト性の評価
1)原則:ロバスト性を測る尺度としてのSN比
2)静特性:望目特性、ゼロ望目特性、望小特性、望大特性
3)動特性:ゼロ点比例式、標準SN比
6.機能性評価
1)目的
2)実施方法
7.実験の割り付けと直交表
1)実験の割り付け
2)直交表とは
3)直交表の使い方
4)主効果と交互作用
5)割り付け時の注意
6)直交表実験の解析
8.ロバスト設計の手順
1)対象システムの明確化
2)評価特性の設定
3)誤差因子の設定
4)制御因子の選定と実験の割り付け
5)実験の実施とデータ解析
6)最適条件と比較条件の選定
7)推定と確認実験
8)結果の考察と結論
9)補足事項
9.事例紹介
10.おわりに
<質疑応答・個別質問・講師との名刺交換>