高級感のメカニズム・創出法とプラスチック加飾技術セミナー ~デザイン/感性工学による高級感の要素と製品応用手法を明らかにし、演出技術を詳解する~

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社テックデザイン
キーワード 高分子・樹脂技術
開催エリア 東京都
開催場所 リファレンス西新宿(新宿駅)

高級に見えるものと見えないものの“差”は何か? 商品開発における高級感・本物感・上質感の考え方や創出方法をデザイン/感性工学の視点から解説し、さらに実際の加飾技術について多数の事例を交えて解説します。

【セミナープログラム】

Ⅰ.高級感のある製品の創出方法(形状からのアプローチ) (10:30~12:30)
講師: 芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科 プロダクトデザイン領域 教授
NORIKO HASHIDA DESIGN 主宰 橋田 規子先生
経歴: 東京芸術大学デザイン科インダストリアルデザイン専攻卒業後、TOTO株式会社デザインセンターにて便器、浴槽、水栓金具など数々の水回り製品を担当。2008年NORIKO HASHIDA DESIGN設立。同年 芝浦工業大学教授就任。現在はオフィス家具、生活用品などの製品化を手がける。2009年よりグッドデザイン賞審査委員。
1.商品開発の中のデザインの役割 
 1)商品開発ステップ 
 2)デザインコンセプトの設定
2.人の感情の構造
 1)感情は感覚から 
 2)感情の構造を知る 
 3)感情をはかる 
3.デザイン要素と人の感情
 1)形の要素 
 2)形から感じる感情 
 3)色の要素    
 4)色から感じる感情 
 5)素材の要素 
 6)素材から感じる感情
4.高級感のある製品の開発
 1)事例① 
 2)事例② 
 3)事例③    
 4)事例④

<講演概要>

 同じ機能の製品でも高級品に見えるものと見えないものがありますが、それはなぜでしょうか?高級に見えたものにはデザインによる工夫があるはずです。デザインには形、色、材質など様々な表現方法があり、見る人の気持ちに働きかけます。
 この講義では高級感のある製品の創出方法として、様々な事例を挙げながら解説をしていきます。講師の豊富なデザイン経験と感性工学を用いたデザイン研究を含め、主に形状について高級感を出すための方法を紹介していきます。
Ⅱ.高級感を演出する加飾技術 (13:30~16:30)
講師: 秋元技術士事務所 所長 技術士(化学部門) 秋元 英郎氏
経歴: 大阪大学大学院 理学研究科修了。三井化学㈱では材料開発、加工技術開発、企画等を担当。専門は、接着、ポリオレフィン系材料、プラスチック成形加工(高転写成形、発泡成形、加飾)等で、プラスチックの成形加工を中心とした技術開発、新製品開発、マーケティング、生産現場の改善等のコンサルティングを行っている。
1.加飾技術とは何か
 1)加飾という言葉の意味 
 2)加飾が必要な理由 
 3)加飾技術と高級感・品格
2.加飾技術の分類
 1)一次加飾と二次加飾  
 2)造膜する 
 3)塗る 
 4)貼る
 5)色をつける  
 6)テクスチャーを与える
3.高級感・品格を演出する加飾技術の特徴と目的
 1)高級感ある色の表現(金属調、黒)
 2)新しい塗装技術(金型内塗装、インクジェット塗装)
 3)三次元曲面加飾(転写と貼り合せ)
 4)加飾しない加飾としてのテクスチャー加飾
 5)オンデマンド加飾

<講演概要>

 プラスチックの質感・品格を高めるための加飾技術について全体論から個別の技術の概論に渡って解説します。特に、金属調加飾、ピアノブラック、ソフトタッチ加飾、フィルムインサートや真空成形を利用した貼り合せ、製品表面のテクスチャーによる質感の表現、オンデマンド加飾等に触れます。加飾によって製品の付加価値を高めたい製品企画担当者やデザインを実現する技術について概論を知りたいデザイナーに最適な内容です。