「製品開発の知識」延岡健太郎著
投稿日 2011/08/20
ものづくりの中で開発は、製品の競争力を生む重要なプロセスですが、不
確実性が高い事が多くマネジメントは容易でありません。MOT論の第一人
者である一橋大学の延岡教授が2002年に著した本書では、製品開発の本質
から戦略の考え方、組織構造、プロセス運営までが解説されます。
最終章にはトレードオフとなりがちな要素を両立させる対策まで記述され
ているので、関係者は一冊本棚に備えておいて損はないでしょう。
蛇足ですが新書版であり、価格3.5倍の「MOT技術経営入門」と内容の重複
が多いため、コストパフォ-マンスが高いと言えます。