「発想法」川喜多二郎著
投稿日 2014/06/04
大量に集まった言語データを体系化、整頓する時に、気軽にKJ法でと言ってしまいますが、本物のKJ法は単なるポストイットの貼り移しだけではない思想的側面を持っています。
KJ法の命名時に東工大教授だった川喜田二郎氏は、本来の専門が野外科学であり、実験科学と違って定量的にまとまらない大量情報の処理方法を工夫しているうちに、このやり方に到達しました。
本書名は「発想法」ですが、内容の大半はKJ法の成り立ち、効用、手順、注意点などですので、業務で使う機会の多い方は一度読んでおく事で、より効果的に実践できるようになることでしょう。
身近な事例と、学者とは思えない洒落た文体のためか、私の持っている2006年販売時で81版!いまや100版を超えてるかも?超ベストセラーです。