「技術者のためのIE実践教科書 」水津寛一著

投稿日 2013/11/05

川崎重工で生産部長を務めた著者は、現代のIEはSE(System Engineering)で
あり、古典的なIEを脱却して、全体最適を考慮するために、すべての技術者が
知っておくべき技術と主張します。
そのために本書では、従来の工程分析や時間研究などの分析手法だけでなく、
理想から設計を始めるナドラーのワークデザインシステムを引き合いにして、
トップダウン的な設計の手順についても論理的に詳述しています。
それによれば、(1)システムの目的の明確化(課題設定)、(2)システムの
制約条件の明確化、(3)システム分割、(4)システム内容の決定、となって
います。