「SQC理論と実際」圓川隆夫、宮川雅巳 著

投稿日 2013/06/05

SQC(統計的品質管理)の参考書と言えば、数式を使った説明がどっと並んで
いるものもあるが、本書は厳密な解説というよりも実用にあたっての重要
事項を重点的に解説しています。
構成は3部からなっており、第1部基礎編ではSQCで重要な「層別」を
重点的に説明し、第2部工程の管理解析編では、分析の目的を要因解析型と
内部関連型に大別して各種のツールを解説し、第3部実験研究編では
実験の計画から解析にかけて、筆者なりに合理的とステップと方法論を
解説しています。
今から20年以上前の書籍にも関わらず、第3部にはタグチメソッドの考えを
大きく取り入れた先進的な内容と評価されます。