「実験計画法」R.A.フィッシャー著

投稿日 2013/05/22

1935年に"The Design of Experiment"として初版が出た本書は、
英国の農事試験場で成果を上げた方法をフィッシャーがまとめたもので、
当然ながら事例はすべて農業実験で示されています。
ここで効率的な無作為化の方策として使われた「ラテン方格」が、
後に工業分野でも使いやすい現在の直交表に発展していきます。
実験の考え方から始まり、検定、推定、分散分析と、
現代につながる実験統計の大元がここから始まる歴史的な書です。