機械系技術者のための初歩の電気講座

構成

テキスト3冊/テスト3回  テスト形式:Web選択

分野

固有技術 > 機械技術

制作

価格

14,080円 (税抜 12,800円) 2点 在庫あり

商品説明

学習のねらい

機械のメカトロ化がいわれて久しい昨今、機械系技術者はもとよりオペレータにも電気の知識は不可欠なものになってきました。そのため、書籍や通信教育等で電気について学ぶ方が増えています。しかし、目に見え、手ごたえのあるメカを扱ってきた機械系技術者にとって、目に見えない電気はなかなか理解しづらく途中で学習を断念してしまう方も多いようです。本講座は、長年メカトロニクスの研修で電気を教えてきた講師が、機械系技術者のために、なじみやすい事例でわかりやすく指導しています。したがって、「電気アレルギー」をもっている方にこそおすすめします。

メカトロニクス時代の基礎知識

学習期間:3か月

「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」

対象者・レベル

●電気についての知識のない機械系技術者。
●電気に興味のある方。
●普通高校卒業程度の学力がある方で電気に関する予備知識は特に必要ありません。

到達目標

●電気の原理・性質がわかります。
●簡単な電気回路が読めるようになります。
●電気の専門用語が理解できます。
●電気技術者との情報の伝達がスムーズにできるようになります。

動作環境

テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ:
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版

●スマートフォン/タブレット:
推奨しておりません。

監修・執筆

●職業能力開発総合大学校  塩田泰仁
●(株)アイテック  鈴木康夫

内容紹介

1. 水とよく似た電気の性質
機械系の方の中には、電気は見えないからといって毛嫌いする方がいます。しかし、 機械でも「力や熱」といったものが見えないという点では変わりはなく、電気だけ特別のように思うのは大変な誤解。本分冊では、電気のいろいろな作用を目に 見える「水路」で考え、また“電気アレルギー”の原因になっている用語や単位についても、その由来を示しながらわかりやすく解説している。

 1.オームの法則の本質を知る
 電気の基本三要素と水路/意外と大きい電圧降下の影響
 2.抵抗回路
 負荷と電力と電力量/入力インピーダンスと出力インピーダンス
 3.コンデンサの性質
 抵抗とコンデンサの充・放電回路/時定数とは何か
 4.コイルの性質
 コイルの用途と逆起電力の防止

2. 交流回路は位相がポイント
私達の身近にある電気機器のほとんどは交流電気を利用している。この交流には 「周波数と位相」という直流にはないものがあり、この基本を知ることが実用的な電気を理解する第一歩。本分冊では、交流の周波数と位相が示すいろいろな性質と、電力機器に一般的に用いられる三相交流の基本的な知識をわかりやすく解説します。

 1.交流とはどんなものか
 交流の発生とフレミングの法則/交流の値と波形の歪
 2.交流回路はベクトル図を描いてみるとわかりやすい
 回転ベクトルと静止ベクトル/抵抗とコンデンサの直列回路、並列回路
 3.交流の電力とフィルタ回路
 力 率/周波数特性
 4.三相交流とはどんなものか
 λ (スター)結線とは/Δ(デルタ)結線とは

3. 電気の応用を考える
電気はいろいろな分野に広く応用されています。本分冊では「モータやトランスの原理と考え方」「電気計測法の基本的な考え方」「アナログやディジタル制御のポイント」そして実務的には重要なのに学校ではまったく教えてくれない「電気機器の接続に関する問題」、といった身近なテーマを幅広く取り上げてわかりやすく解説します。

 1.電気は反作用で考える
 トランスはなぜ電圧を変換できる?
 2.電気計測の基礎知識
 高電圧はどう計る?/大電流はどう計る?
 3.自動制御の基礎知識
 スイッチ回路はディジタル制御/1 桁のソロバンは/2 進法の計算器
 4.配電盤と電気工事
 コードと電線とケーブルはどう違う/ブレーカの正しい使い方/ノイズに強い配線法