電気制御基礎講座

商品説明

学習のねらい

昨今のメカトロニクス化、技術の複合化で、機械系技術者や現場のオペレータの方にとっても、電気系技術の知識なしには仕事がスムーズに運ばなくなっています。特にシーケンス制御は、生産現場で活躍する各種工作機械・自動機のほとんどに利用されている技術で、機械系技術者・オペレータの方にとって 必要不可欠な技術です。シーケンス制御とはあらかじめ決められた順序・条件にしたがって機械を動作させる技術で、本講座はその基本をわかりやすく解説 します。シーケンス図・回路が読み書きできるようになり、さらに各種制御機器を組み合わせて回路が組めるまでの実力を養成することを目的としています。

機械系技術者に必要不可欠なシーケンス制御の基本

学習期間：5か月

「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」

対象者・レベル

●機械設計・生産技術・製造・設備保全等を担当される機械系技術者・オペレータの方。
●営業・資材・購買等の担当者の方。
●電気の予備知識がなくても受講できます。

到達目標

●シーケンス制御機器の構造、機能がわかります。
●シーケンス回路が読め、簡単な回路図が書けます。
●機械制御での簡単なシーケンス制御の設計ができます。
●機械のトラブルの原因が機械的なものか、電気的なものかの判断をし、初期対応することができます。

動作環境

テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ：
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版

●スマートフォン／タブレット：
推奨しておりません。

監修・執筆

●職業能力開発総合大学校　塩田泰仁
●中小企業診断士　大江洋
●小野メカトロニクス研究所　小野孝治
●和泉電気（株）　中野正
●小野メカトロニクス研究所　小野孝治

内容紹介

シーケンス制御に使われる制御機器
シーケンス制御回路や装置には、さまざまな制御機器が使用されている。本分冊で は、シーケンス回路を学ぶ前に、シーケンス制御に使われている代表的な機器の構造や使い方等を学び、シーケンス制御の基礎知識を習得する。

1.制御用スイッチ、表示灯の種類と機能
2.制御用リレー・タイマ・カウンタの種類と機能
3.センサの種類と機能
4. PC （プログラマブルコントローラ）とプログラマブル表示器の種類と機能

 シーケンス回路の見方・書き方
シーケンス図は、回路図全体のまとめ方や書き方、各機器の表現等が一定の約束ご とにしたがって書かれている。これによってシーケンス図は、誰がいつ見ても理解できるようになっている。本分冊ではこの約束ごとをしっかりと理解し、シーケン ス回路の見方・書き方を学ぶ。

1.シーケンス図の見方・書き方（その1 ）
2.シーケンス図の見方・書き方（その2 ）
3.リレー回路の基礎
4.タイマ回路の基礎

シーケンスの基本回路
どんな複雑なシーケンス回路も、簡単な基本回路の組み合わせでできている。本分 冊では、基本回路である、「自己保持回路」、「インターロック回路」およびシーケンス回路では必要不可欠な「タイマ・PC （プログラマブルコントローラ）」についても 学ぶ。

1.自己保持回路をマスターする
2.インターロック回路と信号のまわり込み
3.タイマを使用した回路
4. PC （プログラマブルコントローラ）を使用した回路

シーケンス回路の設計事例
本分冊では、簡単な具体例を挙げながら、実際のシーケンス回路の設計と設計に際 しての注意事項を学ぶ。

1.モータの自動正逆転切換回路例
2.シリンダを使った簡単な回路設計の演習
3. PC （プログラマブルコントローラ）を使用した制御例
4.設計時の注意事項

各種制御に使われるアクチュエータ
自動機の制御に多用される各種アクチュエータの種類を述べ、その中でも特に中心 となるモータの選択と使い方等を実例をまじえながら理解する。

1.モータにはどんな種類があるか
2.モータの運転と制御
3.モータ使用上の注意と応用の仕方
4.制御用モータとその他のアクチュエータ