商品説明
学習のねらい
今日、機械設計エンジニアの置かれた状況は大きく変化してきました。中国や東南アジアの低コスト製品と差別化するため、日本製の製品により高機能の付加価値が求められ、自動車業界や機械メーカーなどの製造業においては、設計力を強化しようとする企業が増えてきています。そのため、即戦力となる機械設計エンジニアが求められているのです。
本講座は、短期間で機械設計に必要な機械要素及び設計製図の基礎知識、また、現代の設計者に求められる資質や能力、設計思想について、ポイントを押さえ、必要な要素を凝縮した形でムダなく習得します。さらに、昨今、実際に発生している設計トラブルの事例を挙げながら、安全設計とは何か、トラブルを未然に防止するために知っておくべき知識と手順、国際規格に必要な材料やテストに関する知識など、現代の設計技術者に最も重要と言うべき、設計におけるリスクヘッジのノウハウについても指導します。
学習期間:2か月
「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」
対象者・レベル
●新入社員及び入社2、3年の機械系エンジニア。
●設計技術者の方や機械設計に携わる方。
●これから設計について学習したいと考えている方。
●いま行っている設計に不安や疑問を感じている方。
●海外向け商品や国際規格の設計に携わっている方。
到達目標
●立体的な機械装置及び部品をどのように平面図形で表現するかが分かる。
●設計者の意図を製造者に的確に伝える基礎能力が身につく。
●図形のみならず、各種の加工処理などを図面情報から読み取り、逆に描き出すことができる。
動作環境
テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ:
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版
●スマートフォン/タブレット:
推奨しておりません。
監修・執筆
●職業能力開発総合大学校 塩田 泰仁
内容紹介
設計者の基本と図形の表し方
本分冊では、現代の機械設計者に求められる資質と能力を踏まえた上で、図形の読み方や表現について学習します。設計者が製造者に自分の意図を伝えたり、 自分自身で設計構想を練ったりするときに設計図面は欠かせません。3次元CADが盛んに使われてきてはいますが、設計図面の基本は、立体的な部品をいかにして平面図形で表現するかがポイントです。これを身に付けます。
1.今、設計者に求められるもの
2.機械設計と図面
3.図形の読み方
4.図形の表現
寸法・表面の表し方と信頼性設計
本分冊では、寸法や読み方や設計の基本について学習します。線や図形の約束事をしっかりと知っておくことが設計者としてのスタートになります。本講座は、短期間で機械設計に必要な機械要素及び設計製図の基礎知識、併せて、設計上のトラブルを未然に防ぐための信頼性設計の知識や国際規格などについても学習します。
1.寸法の読み方(1)
2.寸法の読み方(2)
3.表面性状と溶接・ねじ
4.信頼性設計と国際規格