「あなたの会社、あなたの組織には戦略がありますか?」と質問をすると十中八九「当然、あります。」と答えが返ってきます。
それでは、質問を変えます。
- 「戦略に基づいた商品開発・研究開発をしていますか?」
- 「戦略は役に立っていると感じますか?」
- 「完成した商品は満足のいくものですか?」
さて、いかがでしょうか?
これらの質問の答えに迷いなく「Yes」と言える会社・組織はどのくらいあるのでしょうか?
私の過去の経験、ヒアリングした経営者の答えは、まず「No」です。日本人の特性というものもあるのでしょうか。
はっきりと「No」とは言わずとも、「いやぁ、頑張ってくれてはいるのだけれどね。」「思ったより利益にならなくて…小粒商品になってしまうんだよね〜。」などなど。
それでは、戦略は不要なのでしょうか?答えはもちろん事業の成功に戦略は必要です。
ただし、出来上がった戦略の「品質」で有益なものにも意味のないものにもなりえます。では完成度の高い戦略を作るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えはシンプル。
その理由がしっかりとストーリーになっているか?
これらが明確でないと、その先の目標に落とし込むことができません。
枝葉に気を取られて「軸」を見失っていないのかを今一度、確認してみてください。余談ですが、写真のチェスは「戦略」を表す絵として、使われることが多いようです。
でも「チェス」の世界ではゴールは「相手のキングを打ち取ること」と決まっています。
現代に...
おいては、「どんな相手に何で勝つか」といった戦場を決めるところから設定する必要があります。知恵を絞り、覚悟を決めて「判断する」ことが重要です。