何はなくとも戦略を作る 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その1)

 
 「あなたの会社、あなたの組織には戦略がありますか?」と質問をすると十中八九「当然、あります。」と答えが返ってきます。
 
 それでは、質問を変えます。
 
 
 さて、いかがでしょうか?
 
 これらの質問の答えに迷いなく「Yes」と言える会社・組織はどのくらいあるのでしょうか?
 
 私の過去の経験、ヒアリングした経営者の答えは、まず「No」です。日本人の特性というものもあるのでしょうか。
 
 はっきりと「No」とは言わずとも、「いやぁ、頑張ってくれてはいるのだけれどね。」「思ったより利益にならなくて…小粒商品になってしまうんだよね〜。」などなど。
 
 それでは、戦略は不要なのでしょうか?答えはもちろん事業の成功に戦略は必要です。
 
 ただし、出来上がった戦略の「品質」で有益なものにも意味のないものにもなりえます。では完成度の高い戦略を作るにはどうしたら良いのでしょうか?
 
 答えはシンプル。
 
 その理由がしっかりとストーリーになっているか?
 
 これらが明確でないと、その先の目標に落とし込むことができません。
 
 枝葉に気を取られて「軸」を見失っていないのかを今一度、確認してみてください。余談ですが、写真のチェスは「戦略」を表す絵として、使われることが多いようです。
 
 
 
 でも「チェス」の世界ではゴールは「相手のキングを打ち取ること」と決まっています。
 
 現代に...
おいては、「どんな相手に何で勝つか」といった戦場を決めるところから設定する必要があります。知恵を絞り、覚悟を決めて「判断する」ことが重要です。
 
◆関連解説『技術マネジメントとは』

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