サードプレイスがもらたす効果 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その40)

 
  
 
 今回は「サードプレイスがもたらす効果」について、解説します。
 
 サードプレイスとはなんでしょうか。それは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指します。
 
 サード・プレイスの例としては、カフェ、クラブ、公園などです。アメリカの社会学者、レイ・オルデンバーグはその著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』で、市民社会、民主主義、市民参加、ある場所への特別な思いを確立するのに重要だと論じています。
 
 ロバート・パットナム は、『Bowling Alone: America’s Declining Social Capital 』(1995, 2000)で、サード・プレイスに関して論じています。(参照元:Wikipedia)
 
 
  カフェ・公園・図書館・ショッピングモールのベンチ・河原の土手・海辺などなど…自宅・職場以外で居心地をよくしてくれる場所です。
 
 多分、意識していなくともみなさんお持ちだと思います。気づいたら行っている場所、ボーッとできる場所、リラックスできる場所が該当するのではないでしょうか。
 
 今回は、ご自身のサードプレイスを意識してみていただきたいと思います。どうしても新規事業・新商品を生み出す技術戦略で煮詰まってしまって動けない時、何もかもうまくいかないとネガティブになっている時、いいアイディアが出ないと悩んでいる時、上司・部下などの人間関係で悩んでいる時、頭が混乱している時・・・。
 
 こんな時にここに行けばホッとできるという場所を自分は持っているというだけで気が楽になります。
 
 言い方が悪いかもしれませんが、物理的な「逃げ場」を作っておくということです。「逃げ場がある」という精神的な安心感が悩みの解決につながります。そしてできれば、心地よい音楽(歌詞なし)をお供にサードプレイスで時間を過ごしてください。
 
 いつの間にか悩みが軽くな...
り、解決プランが浮かんでくる可能性大です。ちなみに「サードプレイスに行ったら〇〇をやろう!」と意気込み過ぎないことが重要です。「〇〇をしなければ」というMust感 満載、肩の力が入った状況では事態は好転しにくいものです。
 
◆関連解説『技術マネジメントとは』

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