3.仕組みを改善する基本
◆ 工場内を誰にも分かりやすくする方法
例えば、私が友人の「川上さん」に連絡を取りたいと思ったとします。スマホの電話番号リストで「川上さん」を探し出し、電話番号をタッチすれば電話がかかります。またはスマホ内のメールアドレスリストから「川上さん」を探せばその場でメールを送ることができます。あるいは住所録で「川上さん」宛に手紙を出すかもしれません。
スマホ一つですべてがどこでも実行できるすごい時代です。とても便利ですね。ただこのような便利な生活ができる大元の理由は、私が電話帳やアドレスリスト、そして住所録をスマホの決まった場所に保存し、必要な時にすぐ取り出せるように整理していたからです。もしスマホを持っていない上、手掛かりが「川上さん」だけであったら大混乱になるでしょう。
さて、同じことを工場内のモノに置き換えて考えてみましょう。工場内には材料、部品、工具とたくさんのモノがありますが、漠然と置かれていることが多いものです。そして一度きれいに並べてもすぐ散らかってしまうことも多いようです。ナゼでしょう?その最大の理由は置き場所が決められていないことにあります。
この問題への対処法として、まず置き場所を決めましょう。そして次にその場所に住所を付けてください。そうしておくことで、今日初めて現場に配属されたパートタイマーの方にも必要なモノを取って来ていただくことが可能です。「3丁目2番4号の場所にあるモノ」と言えば間違いなく伝わるからです。この表示は例えば「手前から3番目の棚の上から2段目の左から4番目の置き場にあるモノ」ということです。
それが清掃であっても、電球の交換であっても、住所があれば正確に特定できますし、不良が出た時でもすぐに駆けつけられます。皆さんの職場の住所は分かり...
今回の言葉
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工場内のあらゆる場所に住所を付けよ。
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「儲かるメーカー改善の急所<101項> 」
日本経営合理化協会出版局 柿内 幸夫