歳と共に衰える 記憶力 。若くても 「 なかなか覚えられない 」 といった悩み。ときおり、 ため息と一緒にでるあきらめ感。よしっ! と気合いを入れて覚えようと
- 何度も見直したり繰り返し言葉で言ってみたり
- 頭の中で繰り返し思い出したり
- 何度も何度も読み返してみたり
- 時間をかけて単語帳を作ってみたり
してみるものの、 それでも覚えられない。それならば !ちょっと ユニークな 方法で 記憶力 を活性化してみませんか?簡単なトレーニングで、 記憶力を大きく伸ばすことができるのです。資格試験の勉強法 にも効果があります!
記憶力をよくするためのポイントは 2 つ。「 イメージ力 」 と 「 連想力 」 です。今回は、 改善ファシリテーターに必要な能力として 記憶術 についておはなしします。
1.記憶力が悪いのではなく 思い出せないだけ。
例えば 「 パーサヴィアランス 」 という単語を覚えるとしましょう。太陽系第四惑星火星に着陸した探査車 「 パーサヴィアランス 」 。火星表面と地中を探査したり、 ドローン を使って垂直に近い壁面を調査しながら生命が存在した痕跡を探すミッションがあるそうです。
「 パーサヴィアランス 」とは 【 忍耐 】 という意味。火星には、インサイト オポチュニティー マーズ・パスファインダーなどの探査器機が地球から送り込まれ様々な成果を私たちに届けてくれました。きっと 「 パーサヴィアランス 」も、驚くような探査成果を届けてくれるに違いありません。
でもね・・・・・ 「 パーサヴィアランス 」 という探査車の名前がなかなか覚えられないんです。覚えても、 すぐに忘れるんです。別に覚えなくても、 仕事には関係のないことなのですが、 映画『 オデッセイ 』 を観て火星探査に興味を持つようになったので覚えておきたい名称でした。
2.こんなときは トニーブザン式 記憶術
【記憶力】
・適当に言葉を分解する。
例: パー / サ / ヴィア / ランス
・分けた言葉に適当な意味づけをする。
例: パー といえば パーでんねんだよな~、サといえば数字の 3 。ヴィア といえば ビール 。ランス と言えば フランスパン。関連付けをしながら ショートストーリー を作る。
例: パーでんねんが、 指を三本立てながらビールを片手に持って、 フランスパンを咥えている。
例: そのイメージを描いてみる。
もちろん、 記憶力の高く優れた方には必要の無い覚え方です。しかし、 私にはとっても役に立っています。
3.イメージと連想が記憶を高める。
マインドマップ®の生みの親であるトニーブザン氏は、人の記憶、脳は、 ほとんどのことを覚えている。ただし、 それを思い出すことが苦手。( 想起しにくい )と話していました。
これを改善するには、 「 記憶にフックをつけて、 思い出すときのきっかけにしなさい。 」とも言っています。それも、 あり得ないような究極の物語のイメージ化です。
「 パーでんねんが指を 3 本立ててビールを持ってフランスパンを咥えている。 」 なんて日頃ではあり得ないことですよね。このような 「 あり得なさ 」 を描きながらイメージを脳の奥深くに閉じ込めるのです。
イメージを描くときの目的は、 描くことではなく、 あり得ないようなイメージを脳に残すことです。だから、 上手い下手は関係ないのです。
脳は、 過去の記憶と知識をフルに使い関連付けを行いながら学習をします。あり得ない 『 イメージ 』 と 『 連想 ( 物語化 ) 』 で関連付けをしながら、右脳と左脳を刺激し、 creative 脳《創造的》を活性化させることで、 その学習力を発揮します。マインドマップの父トニーブザン氏は、記憶術や読書術も世界に広めた。
4.記憶力 を高め続けるための...
『 そんなユニークなイメージを連想するなんてムリですよ。 』と言われる方も少なくありません。しかし、 このトレーニングを続けると必ず効果が得られます。
最後まであきらめない力のことを 「 レジリエンス 」 といいますが、 ビジネスパーソン や組織に求められる力として近年注目されている能力です。いまこそ、あなたの レジリエンス がためされるときです。やるかやらないかはあなた次第です。
勉強でも仕事でも、 多くのシーンで使える 記憶術 。いざという時に思い出せることは、 気分も前向きになります。あなたも、 イメージと連想の方法で記憶力を高めてみませんか?