ブレインストーミングで豊かな発想を生み出すテクニック

 

「他に何かアイデアはないの?」と言われても、何も思い浮かばなかったり、他の人が考える様なコトばかりが頭に浮んでしまい、焦るコトってありませんか?

 

こんな時の打開策として、ファシリテーターは、 あるテクニックを使いながら発想を促す様にします。この方法を続けると、アイデアが少しずつ出はじめ、最終的には思いもよらなかった素晴らしいアイデアが生まれたりすることがあります。

 

今回は、ブレインストーミング を行う際に効果的で効率的なファシリテーターテクニックについて「ブレインストーミング で豊かな発想を生み出すテクニック」です。

 

1.『アイデアは質より量で勝負』プラス、時間配分が決め手

ブレインストーミング を行う際には、

 

 

というルールのもと雰囲気を作りあげ、誰もが思いつかなかったアイデアの発想を促そうとするのが、ファシリテーターのテクニックです。これは、アイデアを発想するとき、『余計なコトを考えず、発想に集中』させる雰囲気を盛り立てるために必要なルールです。

どうしても、アイデアを出そうとするときには

 

 

など、自分の意見に対してネガティブな自己評価をする傾向になりがちです。

 

また、メンバーから発想されたアイデアを耳にする他の参加者も

 

 

など、これもネガティブな他己評価をする傾向が表れます。そこで、発想に関するルールを決めて、極力ポジティブマインドで発想に挑むよう、環境を整えるのが ブレインストーミング です。

 

2.ブレインストーミング に「発想タイムマネジメント」を取り入れる

発想タイムマネジメントとは、設定された一定時間中はメンバーに対して、発想に向けて粘り強く考え続けてもらうことを指しています。というのも、私たちの脳は、時間と共に発想力が増すことが実験から解っています。

 

例えば

①任意の時間を使って発想した場合、前半では1個。後半では2個の発想が生まれる。

②任意の時間を使って発想した場合、前半では4.84個。中盤では5.09個。後半では5.81個といったように、時間と共に発想力が高まる。

つまり、私たちの脳は、時間の経過と共に(時間の経過に比例して)発想力が高まりますので、後は、その時間に集中し続ける『粘り強さ』があれば、どんどんアイデアが湧き上がってくるのです。だからこそ、発想を持続させるファシリテーションが必要になります。

 

3.集中し続ける『粘り強さ』を続けるには、困難が伴う

少しでも『粘り強さ』を阻害するストレスを軽くするためにも、 ブレインストーミング のルールを徹底させる必要があるのです。

 

  • 発想時間中は、発想に対して集中するよう進める
  • ストレス軽減のために、 ブレインストーミング のルールを活用する
  •  

    『アイデアは質より量で勝負する』プラス『時間配分』が決め手です。ブレインストーミング をさらに効果的で効率的に進めるためにもこの3つを理解しながら、発想をファシリテートすると良いでしょう。

     

    次回に続きます。

    ◆関連解説『人的資源マネジメントとは』
     

    ◆【特集】 連載記事紹介:連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!

     

    ↓ 続きを読むには・・・

    新規会員登録


    この記事の著者