顧客を対象としたインターネットアンケート調査とは

 

新商品企画を行う上で顧客ニーズを検証することは、非常に重要です。今回は、顧客のインターネットアンケート調査、活用方法について解説します。

 

商品企画七つ道具では、アンケート調査、ポジショニング分析が顧客ニーズを検証に活用する手法です。アンケート対象者として自社で顧客リストを持っていて、自社商品の改良改善を情報収集するような場合は、インターネット調査会社を利用する必要はありません。

 

自社の顧客リストは通常、自社商品の購入者ですから競合他社の情報を得たい場合は、他社製品を所有する顧客リストが必要になります。ここでは自社と他社商品で、顧客の購入意向の調査、検証する場合を考えましょう。他社商品の購入者をアンケート対象者として収集したい場合は、インターネット調査会社を活用します。尚、新事業における新商品開発案が想定した顧客に受容されるか、購入してくれるかの検証する場合は、従来の顧客ではないので、想定する顧客に改めて調査を行います。

 

1.インターネット調査会社とは

インターネット調査会社は、概ね以下の通りです。

 

 

尚、調査対象者が居るか否かは調査会社にて、どのくらい人数が居るか相談してみましょう。あまり細かい対象ですと、調査対象者が限られたり、居ないこともあります。例えば、他社メーカーで型番XX-001の所有者などの場合です。海外へのアンケート調査も可能です。北米、欧州、オセアニア、中国、アジア圏。特に北米、欧州はアンケートが取りやすくなってきました。アンケート調査票の翻訳も可能です。

 

2.インターネット調査会社の調査の流れ

インターネット調査会社の調査の流れは、調査企画、調査設問検討、調査票作成、実査、データ収集、データ分析、レポート作成などです。

 

3.インターネット調査を行った場合の納品物

 

 

4.インターネット調査会社におけるアンケート調査

①セルフ型ネットリサーチ

セルフ型は、調査会社が提供しているツールとアンケートパネルを使って、自分自身でアンケート作成、アンケートの配信、集計等を行います。

 

②オーダーメイド調査

オーダーメイド型は、調査したいことを調査会社がヒアリングするところから始まり、調査設計からクライアントと一緒に行います。その後、適宜内容をすり合わせながら、集計結果や分析レポートの納品まで調査会社が主導します。

 

インターネットアンケート調査が慣れていない場合は、オーダーメイド調査が有効です。調査会社は調査のプロですが、自社の製品を理解していない場合もありますので、必ず調査目的を明確にしておきましょう。

 

アンケート調査設計ができる場合は、セルフ型が有効です。調査会社の負担が少ないのでオーダーメイド調査より安価で調査ができます。

 

5.インターネットアンケート調査における期間と費用

アンケート内容によって変わりますが概ね以下の通りです。

 

【インターネットアンケート調査における期間】

 

【インターネットアンケート調査費用】

①基本料金

・セルフ型 1万円~
・オーダーメイド型 5万円~

 

②調査対象者数によって費用が変わります。

・事前調査スクリーニング調査対象者
・本調査対象者

 

③アンケート設問数:設問数によって費用が変わります。

 

④分析、レポート:内容によって費...

用が変わります。

 

6.インターネットアンケート調査事例

セルフ型アンケート調査、事前調査1万人対象、10問、本調査500名、設問数30問。画像20枚。

 

本調査対象者は、1週間に1回以上運転、クルマを所有、3年以内に新車購入、オートクルーズ機能を搭載車。

データ、単純集計とクロス集計、レポートなし。

①調査企画:セルフ型のため依頼者が作成
②調査設問設計:セルフ型のため依頼者が作成
③調査票Web化:5営業日
④ウェブアンケート実査、データ収集:10日営業日
⑤データ分析:3営業日
⑥レポート作成:なし

費用:40~60万円程度、調査会社数社に見積依頼しました。

自社顧客ではない、アンケート調査モニターを活用した顧客調査にて新製品開発にお役立て下さい。

 

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