1.技術士受験の動機からの考察
今回は、次の3人の技術士受験動機からの考察です。
(1)技術士受験動機、その1
「上司を見返す」という動機で技術士第二次試験を受験した人がいました。仕事が忙しく勉強の時間が十分に確保できなかったのですが、睡眠時間を削ることで勉強の時間を確保し猛勉強をして合格しました。受験勉強期間中の睡眠時間は毎日4時間程度だったそうです。また、勉強の時間が十分に確保できなかったので効率よく勉強するため勉強方法を工夫したそうです。上司からいろいろ言われて悔しかったので「絶対に合格する」という強い気持ちを持って勉強をしたのだと思います。
(2)技術士受験動機、その2
同期入社の同僚が先に技術士を取得したので「先を越された。自分も技術士を取らなきゃ」と思って猛勉強して合格した人がいました。「同僚が取ったので今度は自分が取る」ということが受験の動機です。先を越され悔しかったので「絶対に合格する」という強い気持ちを持って勉強をしたのだと思います。
(3)技術士受験動機、その3
上司から受験するように言われて受験した人です。「上司から言われた」ということも受験の動機です。しかし、この人はなかなか合格できませんでした。私が会社を辞めた数年後に合格したことを聞きました。ここで紹介した他の2名の人に比べて「絶対に合格する」という気持ちが弱かったのかもしれません。
2.受験の動機を認識して勉強する
上記の3人のことを考えると、自分を奮い立たせることができる受験の動機を持っている人、つまり「絶対に合格する」という強い気持ちを持っている人が合格に近いような気がします。このことは勤務していた会社の中の受験生以外の受験生にも当てはまることだと思います。
受験の動機を常に認識して勉強することが受験勉強の原点です。受験の動機を達成する、すなわち、目標を達成するため...