技術士の役割とは

 

2023年4月14日に「技術士が語る! 技術士資格を取得したら、こんな『メリット』があった!」というテーマの記事を嶋村氏が投稿されました。今回は技術士の役割について考えます。

◆ 関連解説特集記事:【特集】技術士第二次試験対策

 

1.技術士とは

技術士法では、技術士を以下のように定義しています。

 

第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。

 

2.技術士の役割とは

我が国が抱えている様々な諸問題に対して技術士が関わることが技術士の役割の一つだと思います。

 

ここ数年、技術士第二次試験での必須科目の問題では、ニュースなどで報道されていることに関する問題が多く出題されています。カーボンニュートラル、地球温暖化、環境問題、SDGs、DX、ALPS処理水の海洋放出・・・。これらは、「高等の専門的応用能力を必要とする事項」の対象になる問題です。

 

技術士第二次試験でこのようなテーマの問題が出題されるのは、日本が抱えている様々な諸問題に対して技術士が関わる必要があるからです。受験生も、受験勉強を通してこれらのテーマの問題に対して自分の考えを持つことができます。日本が抱えている様々な諸問題に関する業務を担当したときにも自分の考えを業務遂行上の参考とすることもできます。

 

また、我が国が抱えている様々な諸問題だけではなく、受験部門内での業務に関しても「高等の専門的応用能力を必要とする事項」があります。このような業務に対して技術士が関わることが求められています。

 

建設部門の技術士を...

保有していますが、建設部門での応用能力の問題を読むと実際の業務で経験したような内容も出題されています。つまり、応用能力の問題のような業務に対して技術士が関わることが求められています。

 

様々な高等の専門的応用能力を必要とする事項に対して問題を抽出し課題を解決することが技術士の役割の一つです。

 

 

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