開発効率向上の重要性 開発効率を上げるには(その2)

【開発効率向上の重要性 連載目次】

 

前回の開発効率を上げるには(その1)製造業の生産性に続けて解説します。
次回の開発効率を上げるには(その3)開発効率向上活動の考え方はこちら!

2. 開発効率向上の重要性

製造業は企画、開発・設計、生産、物流、営業、サービスの各業務から成り立っており、企業の生産性はその総合力の表れと言えます。この中で生産、物流は製品を製造するという具体的な業務であり直接コストに関係するため、これまでも常にその生産性を上げる取組みがなされてきました。また営業、サービスについても物量に直接影響する業務であるため、情報ツールやロジスティックの発展をベースとして近年生産性が急激に向上しつつあります。

 

また、情報を扱うという抽象性の高い業務であることから相対的に取組みが難しいとされてきた企画の機能についても、マーケッティング手法やデザイン思考などの考え方の進展と相まって、生産性について改善の機運が高まりつつあります。

◆【特集】連載記事紹介まとめページはこちら!:連載記事のタイトルをまとめてご紹介!

 

◆【技術マネジメント関連】オンデマンドセミナー

 

こうした各業務の中で、開発・設計については、これまでもCAD、CAEなどの開発者の援用ツールの導入など生産性向上の取組みはされてきましたが、以下のようなビジネスが直面している課題のために、更なる開発コストの低下とスピードの向上が求められています。

 

 

製造業の生産性は、より高い付加価値の製品を企画し、それをいかに効率よく市場に提供するかで決まります。そうした意味で、製品のQ...

CDの大きな部分を作り込むと言われる開発・設計業務の効率向上は、その上下流にまで改善効果が及ぶことになりますので、製造業の生産性向上を上げるためのキーの一つになると考えられます。こうした背景から、次回以降、開発効率を向上させる活動について解説していきます。

 

【ものづくり セミナーサーチ】 セミナー紹介:国内最大級のセミナー掲載数 〈ものづくりセミナーサーチ〉 はこちら!

 

↓ 続きを読むには・・・

新規会員登録


この記事の著者